468 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:02/05/09 00:31 ID:???
物心ついた時、仏間には3人の写真が飾られていた。
一人は自分が生まれるはるか前に無くなった祖父。
一人は父の兄(異母兄)写真の隅には若い女の人の小さな写真が入っている。
一人は父のもう一人の兄(同母兄)。

最近になって知ったのは、異母兄は昭和20年3月、南の海で戦死していた。
隅に入れられていた写真の女の人は婚約者で、異母兄を追って自殺したらしい。
そして同母兄は22歳の若さで事故死。父はまだ小学生くらいの頃だったようだ。

何も知らなかった私は必要以上にべたべたと世話を焼く父が嫌いで嫌いで
もう何も構わないでくれと思っていたんだけど、
あれは兄弟も自分の父親も早くに亡くした故の愛情表現だったのだろう。
ごめん、父。