797 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2006/07/17(月) 00:45:50 ID:i6dYq5R0
昔東京に住んでた。
いろいろあって実家に帰って就職することになり、
住んでたアパートを解約するため不動産屋へ行た。
その時、不動産屋のばーちゃんが俺の顔を覚えててくれた。
事情を説明して部屋を出ることを告げると、ばーちゃんはものすごく喜んで、何も知らないだろうに、
「よくがんばったね。両親にいっぱい親孝行してあげないとね」
なんてことを言ってた。
お世話になりましたって、挨拶して帰ろうとすると、
何を思ったかそのばーちゃんは、
「引越し大変でしょ?餞別と思ってこれあげるわ」
とか何とか言いながら、いきなり1万円出してきた。
「いや、受け取れません!!!」
って言ったら、よくよく聞いてるとこのばあちゃん、俺が入居してから色々と気を使ってくれていたようで、
すんでる間に近隣の人と少し揉めた事もあったんだが、大家といろいろ話をしてくれていたみたいだった。
最後に気づいた俺がアホかも知れないが、いろんな人に助けられてた自分だが、
こんな所でも自分を見てくれている人がいるとは、正直気づいとらんかった。
「とりあえずもらっとくけど、稼ぎが増えたら必ず御礼を送るから」
そう言って東京を出た。
あれから長いこと経つけど、結婚して子供もできてすっかり忘れてた事を、今日思い出した。
地元の名産品でも送ってやろうと思うんだが、覚えててくれたら良いのだが。
昔東京に住んでた。
いろいろあって実家に帰って就職することになり、
住んでたアパートを解約するため不動産屋へ行た。
その時、不動産屋のばーちゃんが俺の顔を覚えててくれた。
事情を説明して部屋を出ることを告げると、ばーちゃんはものすごく喜んで、何も知らないだろうに、
「よくがんばったね。両親にいっぱい親孝行してあげないとね」
なんてことを言ってた。
お世話になりましたって、挨拶して帰ろうとすると、
何を思ったかそのばーちゃんは、
「引越し大変でしょ?餞別と思ってこれあげるわ」
とか何とか言いながら、いきなり1万円出してきた。
「いや、受け取れません!!!」
って言ったら、よくよく聞いてるとこのばあちゃん、俺が入居してから色々と気を使ってくれていたようで、
すんでる間に近隣の人と少し揉めた事もあったんだが、大家といろいろ話をしてくれていたみたいだった。
最後に気づいた俺がアホかも知れないが、いろんな人に助けられてた自分だが、
こんな所でも自分を見てくれている人がいるとは、正直気づいとらんかった。
「とりあえずもらっとくけど、稼ぎが増えたら必ず御礼を送るから」
そう言って東京を出た。
あれから長いこと経つけど、結婚して子供もできてすっかり忘れてた事を、今日思い出した。
地元の名産品でも送ってやろうと思うんだが、覚えててくれたら良いのだが。