432 なごみ [sage] Date:2010/10/20(水) 21:37:49 ID:ZQfYhIiC0
小さい頃住んでた町で、
お家の塀の一部が、鉄の柵で、春と秋にはその柵に絡まってるバラが
とってもいいにおいで咲いたんだ。
幼稚園児だった頃から私と母は、通りがかるたびに、下のほうに咲いてる花に顔を近づけて
「いーにおいー!」ってやってたんだ。
(上のほうの花を手に取ろうとすると、花がかわいそうだからって母に怒られた)
そんな事を続けてて、小学校に上がった年も同じように
「いーにおい!」ってやってたら、そこのおじさんが
「気に入ったなら、お一つどうぞ」ってバラの花を一つくれたんだ。
すごく嬉しかった。
あれから二十年経って、あの町に行く用事があった。
懐かしくて、ちょっとあのおじさんの家の辺りを通った。
バラは、今もいいにおいで咲いてた。
小さい頃住んでた町で、
お家の塀の一部が、鉄の柵で、春と秋にはその柵に絡まってるバラが
とってもいいにおいで咲いたんだ。
幼稚園児だった頃から私と母は、通りがかるたびに、下のほうに咲いてる花に顔を近づけて
「いーにおいー!」ってやってたんだ。
(上のほうの花を手に取ろうとすると、花がかわいそうだからって母に怒られた)
そんな事を続けてて、小学校に上がった年も同じように
「いーにおい!」ってやってたら、そこのおじさんが
「気に入ったなら、お一つどうぞ」ってバラの花を一つくれたんだ。
すごく嬉しかった。
あれから二十年経って、あの町に行く用事があった。
懐かしくて、ちょっとあのおじさんの家の辺りを通った。
バラは、今もいいにおいで咲いてた。