714 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:03/09/11 01:30 ID:o4QwppSY
私が結婚する年に祖母が肺がんでこの世を去った。
入院したが、治療も特に出来ないので(末期だった)しばらく自宅療養だった。
幼馴染がお見舞いに来た時、その子も結婚が控えていたので
祖母は「お祝いに千円あげるね」なんて言っていた。
保育園からのつきあいで、遊ぶ時もおやつを食べるのもいつも一緒だった。
祖母にしてみれば、同じ孫で、小さい子供のままなんだね、って皆で笑った。
そのうち自宅療養では無理があり、再入院となった。
仕事帰りによるのが日課になった。
少しずつ弱って、寝てる時間が長くなった頃、ようやく婚約指輪ができた。
勇んで病室に行くと、偶然起きていたので、
おばぁちゃんの見てる前で旦那に左手の薬指にはめてもらった。
「よかったね・・」って言いつつ、また眠りについた。
715 名前:714[sage] 投稿日:03/09/11 01:47 ID:o4QwppSY
どんどん弱っていくのが目に見えている頃、
いつものように仕事帰りに病室へ寄ると母が付き添い起きていて
ずっとしていた左手の金の指輪を私に・・・と・・・
それは子供の時の約束・・・「いつかちょうだいね」
欲しかった、でも欲しくない気もした。
でもちゃんとお礼が言えた。「ありがとう」って。
それからおばぁちゃんは危篤状態になった。
ずっと頑張ってくれた。心残りがないくらい家族に看病させてくれた。
・・亡くなった時は、泣きたくなかった。
お葬式に幼馴染が来た。泣いていた。我慢できなかった。
抱き合って泣いた。
あれから4年。
形見の指輪は少し溶かして結婚指輪に使いました。
これでいつも一緒だね。子供もじき2歳です。
遺影を見て笑っているので、きっとそこで見守ってくれてるんだね。
病室で泣かなかったせいか、今でも思い出すたび涙がでます。
おばぁちゃんに私の子供の頃からの夢って話してあったかなぁ?
「おばぁちゃんみたいな可愛いおばぁちゃんになる」
だよ。・・・なれるといいな。
ずっと見守っててね。


























