464 名前:大人の名無しさん[] 投稿日:2001/05/12(土) 03:45
母の余命がもうわずかしかない。
去年手術したときに覚悟していたのだけれど,
様子を見ているとその日が徐々に近づいてきているのがわかる。
本人の目の前では明るくふるまおうと思うのだけれど,
ふくよかだった身体に肉はなくなり,
症状が急速に悪化して,もう歩けなくなってしまった。
毎日見舞いに行っている父は
いつも話をしながら背中をごしごしこすってやっている。
母は「ああ,気持ちがいいよ」と,おとなしく座っている。
俺は見舞いに行っても何も言えず,ぼんやりとしている。
もうすぐ母の日だと気づいた。
来年はカーネーションの色が変わってしまうんだと
今日,気づいた。
泣いてしまった。
519 名前:464[] 投稿日:2001/05/29(火) 23:46
長期にわたり帰省していた。
母の葬儀が終わった。
夏までは大丈夫と言われていたのに,
急に病状が悪化し、あっという間だった。
夜,意識のない母の病室に1人で座っていると
苦しそうな寝息ばかりが聞こえ
がんばれよ,がんばれよ,と小さく声をかけながら
母の足をなでた。
母は、付き添っていた父が気づかなかったほど
静かに息を引き取った。
家に帰って祭壇に骨壺を置いて
「お帰りなさい」と声をかけたとき
母の余命がもうわずかしかない。
去年手術したときに覚悟していたのだけれど,
様子を見ているとその日が徐々に近づいてきているのがわかる。
本人の目の前では明るくふるまおうと思うのだけれど,
ふくよかだった身体に肉はなくなり,
症状が急速に悪化して,もう歩けなくなってしまった。
毎日見舞いに行っている父は
いつも話をしながら背中をごしごしこすってやっている。
母は「ああ,気持ちがいいよ」と,おとなしく座っている。
俺は見舞いに行っても何も言えず,ぼんやりとしている。
もうすぐ母の日だと気づいた。
来年はカーネーションの色が変わってしまうんだと
今日,気づいた。
泣いてしまった。
519 名前:464[] 投稿日:2001/05/29(火) 23:46
長期にわたり帰省していた。
母の葬儀が終わった。
夏までは大丈夫と言われていたのに,
急に病状が悪化し、あっという間だった。
夜,意識のない母の病室に1人で座っていると
苦しそうな寝息ばかりが聞こえ
がんばれよ,がんばれよ,と小さく声をかけながら
母の足をなでた。
母は、付き添っていた父が気づかなかったほど
静かに息を引き取った。
家に帰って祭壇に骨壺を置いて
「お帰りなさい」と声をかけたとき
涙がこぼれてしまった。
「亡き母に捧げる」
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