214 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:03/04/17 01:47 ID:sMYGnU7i
癌で余命3ヶ月と宣告された母の看病をしていた時のこと。
いよいよ体も思うように動かせなくなって
病院の個室に入院し、ベッドのすぐ横に簡易トイレを置いていた。

ある日、いつもの様に簡易トイレで用を足すのを手伝った私に
「ごめんね、こんなことまでさせちゃって。」
と母が謝った。
「気にしないで、赤ちゃんの頃にオムツ替えてもらってたんだからさ。」
と私が言うと、
「・・・お前が子供を産むときには、私がトイレを手伝ってあげるからね。」
と母は笑って言った。
当時、母は自分が余命数ヶ月であることを知っていたが、
母子家庭だったため、まだ大学生の私と妹を残してはいけない、と
必死に生きようとがんばっていた。
「うん、まだ相手もいないけど、その時はお願いするよ。」
と笑って答えたが、母の病室を出て共同トイレで
簡易トイレを洗っている間中ずっと涙が止まらなかった。

そして、お医者さんの宣告どおり母は二ヵ月後に亡くなり、
あの時の母との約束はもう実現できなくなってしまった。
今でも夢に出てきては、病気に負けまいとがんばる母に
私はあなたの娘で本当に良かった、と伝えられなかったことが
とても心残りだ。


余命10年 (文芸社文庫NEO)
小坂 流加
文芸社
2019-03-22







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