143 名前:彼氏いない歴774年[sage] 投稿日:2008/09/19(金) 23:24:05 ID:qBNcqcqT
すみません、うまくまとまらなくて長い上にこれいい話?と思われるかもわからんけど。
私は昔ゲーオタで、地元の小さなゲーセンによく通っていた。(今はもう潰れた店だが)
長いこと通っていると喪女でもそれなりに友達もできる。
男女年齢問わず人と話せる、というのが嬉しくてその頃は舞い上がってたように思う。
そんな私の様子を「ブスはしゃぎ杉ウゼエ」と思う人がいたのだろう、
いつからか他の常連客の一部で私の陰口が流れるようになった。
特に私の同年代の友達の先輩にあたる強面の男性とその周囲に嫌われていたようで、
店内で聞こえるように「またいるよー早く帰んねえかなー!!」と連呼されたり
どこから洩れたのか自宅に電話がかかってきて数人で入れ代わり立ち代わり罵倒された事もあった。
高校もとっくに出た大の大人が何下らん事を、と今なら笑い飛ばす事もできるが、
その頃は今までになく真っ向からぶつけられる悪意、しかも年上の男性からというのが精神的にきつく、
かといって私のような喪でも分け隔てなく友人でいてくれるゲーセンの面子とも離れがたく、
どうしたらいいかわからないまま表面上は笑顔で店に通い続けていた。
144 名前:彼氏いない歴774年[sage] 投稿日:2008/09/19(金) 23:24:59 ID:qBNcqcqT
そんなある日、「後で飯奢るからちょっと車で送ってってくんね?」と頼まれた。
自分で乗ってきた車が壊れたらしく声をかけてきた○○さんは、
時々フラっと店に来て後輩達(私含め)をいじっていく男の人だった。
いつも人を笑わせている面白い人だったけど、見た目が少しDQNぽく、前述の友達先輩の更に先輩で幼なじみだった。
なので私は内心○○さんが少し苦手で怖かった。でも断るとまた陰で何か言われるかも、と思い
送る事を引き受け、ついでに送ってーと言う友達数人を車に乗せる事に。
○○さんの家は少し遠く、一緒に来た友達を全員家に届けた後○○さんの家まで二人きりになってしまった。
しばらく当たり障りのない話をしていたが、そのうち双方無言になって私はgkbr運転。
やがて○○さんがポツリと言った。
「何かさー、いろいろ言われてるみたいじゃん、あいつらに」
「………はあ、はい」
とうとうこの人からも言われてしまうか、と思って涙目で身構えたら全く予想外の言葉をかけられた。
「気にしなくていいからね、あんなん」
「バカなんだよあいつら、大体女一人に寄ってたかってさー。全員●■カスだあんなもん」
「俺あいつに言っといたから、みっともねえ事すんなって」
そんなような事を言われ、なんかもう涙目が別の意味になってボロボロ泣いてしまった。
ちょww運転あぶねえwwwと路肩に止めさせられて、私はお礼を言わなきゃと思い
「ありがとうございます」と言ったつもりが「あでぃがどうございまっ」ぐらいの発音になり
キモイ事この上なくorz○○さんに大爆笑されながら泣き止んでから無事に送り届けた。
仲のいい友達も先輩から圧力をかけられ始め、「喪ちゃんかわいそうだけど先輩怖いし…」
みたいな雰囲気になってきた頃だったから余計に嬉しかった。この人は本当に信用していいんだ、と。
○○さんのおかげなのかそのうち陰口も聞こえなくなり、しばらくして友達先輩から店で謝罪された。
数年して店は潰れ、常連の大半とは会う事もなくなった。
一部の本当に仲がよかった友達と時々メールしたり遊んだりするぐらい。
○○さんもたまにメールをくれて、他の友達と一緒にご飯を奢ってくれたりする。
今も喪女でどうしようもない生活を送ってるけど、あの時の○○さんの言葉がなかったら
多分そのまま周りを信用せずに今の友達も無くしてたかも知れない。
今も鮮明に思い出せる大事な思い出で、○○さんもずっと信頼できる先輩です。
すみません、うまくまとまらなくて長い上にこれいい話?と思われるかもわからんけど。
私は昔ゲーオタで、地元の小さなゲーセンによく通っていた。(今はもう潰れた店だが)
長いこと通っていると喪女でもそれなりに友達もできる。
男女年齢問わず人と話せる、というのが嬉しくてその頃は舞い上がってたように思う。
そんな私の様子を「ブスはしゃぎ杉ウゼエ」と思う人がいたのだろう、
いつからか他の常連客の一部で私の陰口が流れるようになった。
特に私の同年代の友達の先輩にあたる強面の男性とその周囲に嫌われていたようで、
店内で聞こえるように「またいるよー早く帰んねえかなー!!」と連呼されたり
どこから洩れたのか自宅に電話がかかってきて数人で入れ代わり立ち代わり罵倒された事もあった。
高校もとっくに出た大の大人が何下らん事を、と今なら笑い飛ばす事もできるが、
その頃は今までになく真っ向からぶつけられる悪意、しかも年上の男性からというのが精神的にきつく、
かといって私のような喪でも分け隔てなく友人でいてくれるゲーセンの面子とも離れがたく、
どうしたらいいかわからないまま表面上は笑顔で店に通い続けていた。
144 名前:彼氏いない歴774年[sage] 投稿日:2008/09/19(金) 23:24:59 ID:qBNcqcqT
そんなある日、「後で飯奢るからちょっと車で送ってってくんね?」と頼まれた。
自分で乗ってきた車が壊れたらしく声をかけてきた○○さんは、
時々フラっと店に来て後輩達(私含め)をいじっていく男の人だった。
いつも人を笑わせている面白い人だったけど、見た目が少しDQNぽく、前述の友達先輩の更に先輩で幼なじみだった。
なので私は内心○○さんが少し苦手で怖かった。でも断るとまた陰で何か言われるかも、と思い
送る事を引き受け、ついでに送ってーと言う友達数人を車に乗せる事に。
○○さんの家は少し遠く、一緒に来た友達を全員家に届けた後○○さんの家まで二人きりになってしまった。
しばらく当たり障りのない話をしていたが、そのうち双方無言になって私はgkbr運転。
やがて○○さんがポツリと言った。
「何かさー、いろいろ言われてるみたいじゃん、あいつらに」
「………はあ、はい」
とうとうこの人からも言われてしまうか、と思って涙目で身構えたら全く予想外の言葉をかけられた。
「気にしなくていいからね、あんなん」
「バカなんだよあいつら、大体女一人に寄ってたかってさー。全員●■カスだあんなもん」
「俺あいつに言っといたから、みっともねえ事すんなって」
そんなような事を言われ、なんかもう涙目が別の意味になってボロボロ泣いてしまった。
ちょww運転あぶねえwwwと路肩に止めさせられて、私はお礼を言わなきゃと思い
「ありがとうございます」と言ったつもりが「あでぃがどうございまっ」ぐらいの発音になり
キモイ事この上なくorz○○さんに大爆笑されながら泣き止んでから無事に送り届けた。
仲のいい友達も先輩から圧力をかけられ始め、「喪ちゃんかわいそうだけど先輩怖いし…」
みたいな雰囲気になってきた頃だったから余計に嬉しかった。この人は本当に信用していいんだ、と。
○○さんのおかげなのかそのうち陰口も聞こえなくなり、しばらくして友達先輩から店で謝罪された。
数年して店は潰れ、常連の大半とは会う事もなくなった。
一部の本当に仲がよかった友達と時々メールしたり遊んだりするぐらい。
○○さんもたまにメールをくれて、他の友達と一緒にご飯を奢ってくれたりする。
今も喪女でどうしようもない生活を送ってるけど、あの時の○○さんの言葉がなかったら
多分そのまま周りを信用せずに今の友達も無くしてたかも知れない。
今も鮮明に思い出せる大事な思い出で、○○さんもずっと信頼できる先輩です。
「五体満足じゃ帰れないよ?膜破られるよ?」
って言われてたんだけどなあ・・・いいなあ・・・
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