945 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:20/08/05(水)12:23:18 ID:ja.ya.L2
母親が鮭フレークを買話ない人だった。

友達のお弁当を見て、鮭フレークが食べたいって言うと、鮭を焼いて、ほぐしたのを出された。
コンビニで母親に「適当におにぎり買ってきて」って言うと、シーチキンか梅干。なまに昆布かたらこ。
鮭おにぎりを意識したことがなかった。
祖父母が鮭が名産である新潟生まれで、親戚から毎年鮭が丸々送られてくるほどで別に鮭が嫌いってわけではない。むしろ家族全員大好き
鮭の塩焼き、鮭のムニエル、鮭のホイル焼き食べるし、普段から鮭を買って食べる

でも、鮭フレークだけは食べたことがなかった。
結婚して、義実家に行った時、コウトが鮭フレークでおにぎりを作ってるのを見てなんか無性に食べたくなったけど
今まで食卓に並んだことのないものを買うのが少し怖くなった。
実家に帰った時に「鮭フレーク買ったことある?」って母に聞いたら
母も「えー、意識して買ったことない…ていうか、買ったことないね、どんな味?」となり
兄嫁も同じ感じで「確かに鮭フレークって私の中でもマイナーで、食べたことない」と言ってて、3人で鮭フレークを買いに行ってきた。
なんか鮭フレークひとつが目的なのに、手に取ったことがなくて、悪いことをしているような気分になり、カゴには鮭フレークを隠すようにシリアルをのせてレジをした。
で、父親も祖父母も居ないタイミングで3人でおにぎりを食べた。

めちゃくちゃ美味い、気が狂うほど美味しいとはならなかったけど
普通に美味しいな、これが鮭フレークかって感動し、母と兄嫁と握手をした。

今も特別買うわけでもなく、買い置きすることもなく、あ、安いな…とりあえず買っておくかってなって期限が切れる前に大量消費するほどだけど
私の人生の中に鮭フレークが参戦してきたのが嬉しかった。