852 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/08/19(水) 02:48:57 ID:XuFHpr2CO
はじめまして。
私の母が亡くなってから、いろいろあります。
最初は、母の葬儀が終わって、夕方家に戻ったとき。
玄関の黒いドアの、真ん中に、真っ白な蝶々が、ぴったりとまっていました。
直感的に
『お母さん、戻ってきたんだ。』
と、思いましたので
『家に入りたい?』
と、聞いたら、玄関の灯りが、一瞬『いいよ。』と、返事するように、フワッと明るくなりました。
蝶々の羽の模様が、母の顔に掛けた、ハンカチの刺繍の柄にそっくりで、しばらく、その蝶々を眺めていました。
次の朝になっても、その蝶々は同じ場所にいて、私の知り合いや、友人たちも、みんな
『お母さんだ。』『○○さんに間違いないよ。』と、蝶々を囲んで話していました。
それから、初七日を迎える前の晩まで、蝶々はそこに、ぴったりとまったままで、時おり私が出かけようとすると、フワフワと、庭の仕切りまで、見送ってくれて、帰ると、またもとの場所にいるんです。
初七日の前の晩。
『明日の朝は、初七日だから、もう行かなくちゃいけないんじゃない?』と、話しをして、お水をお供えしました。
初七日の朝、ドアを開けてみると、蝶々はいませんでした。
853 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/08/19(水) 03:08:11 ID:XuFHpr2CO
初七日を終える夜、私はそれまでの疲れや、心労で、どっと寝込み40度近い熱が出ました。
ウンウン唸りながら、夜中の2時過ぎくらいに、右腕が、すっと真っ直ぐに、ひとりでに持ち上がり、手のひらにじんわりと、温かい感触が伝わりました。
母の手に握られている感触です。
ふーっと気持ちがラクになって、それからしばらく、心地良くそのままの姿勢でいました。
気がつくと、朝の5時。
854 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/08/19(水) 03:28:57 ID:XuFHpr2CO
見ていてくれてるんだな。護られてるんだな。と温かい気持ちになりました。
それから、2~3日たった晩、また夜中に腕が、すーっと上がり、今後は指先で、ひらがなでメッセージを送ってくれました。
『かわいい かわいい○○ いつもそばにいるからね ○○にはなにもしてあげられなくてごめんね でもこれからはいつも まもっているからね』
『それから おねがいがあるの いちばんおくのおしいれの いしょうけーすの したしきのしたに おかあさんの ひみつのたからものがあるの
それをみつけて もやしてほしいの』
母に言われた通りに、押し入れの、一番奥の衣装ケースの下敷きをめくってみると、ありました。
母が若いころ、父から貰ったラブレターでした。
母に言われた通り、次の日に庭で燃やしました。
天国に届いていると思います。
はじめまして。
私の母が亡くなってから、いろいろあります。
最初は、母の葬儀が終わって、夕方家に戻ったとき。
玄関の黒いドアの、真ん中に、真っ白な蝶々が、ぴったりとまっていました。
直感的に
『お母さん、戻ってきたんだ。』
と、思いましたので
『家に入りたい?』
と、聞いたら、玄関の灯りが、一瞬『いいよ。』と、返事するように、フワッと明るくなりました。
蝶々の羽の模様が、母の顔に掛けた、ハンカチの刺繍の柄にそっくりで、しばらく、その蝶々を眺めていました。
次の朝になっても、その蝶々は同じ場所にいて、私の知り合いや、友人たちも、みんな
『お母さんだ。』『○○さんに間違いないよ。』と、蝶々を囲んで話していました。
それから、初七日を迎える前の晩まで、蝶々はそこに、ぴったりとまったままで、時おり私が出かけようとすると、フワフワと、庭の仕切りまで、見送ってくれて、帰ると、またもとの場所にいるんです。
初七日の前の晩。
『明日の朝は、初七日だから、もう行かなくちゃいけないんじゃない?』と、話しをして、お水をお供えしました。
初七日の朝、ドアを開けてみると、蝶々はいませんでした。
853 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/08/19(水) 03:08:11 ID:XuFHpr2CO
初七日を終える夜、私はそれまでの疲れや、心労で、どっと寝込み40度近い熱が出ました。
ウンウン唸りながら、夜中の2時過ぎくらいに、右腕が、すっと真っ直ぐに、ひとりでに持ち上がり、手のひらにじんわりと、温かい感触が伝わりました。
母の手に握られている感触です。
ふーっと気持ちがラクになって、それからしばらく、心地良くそのままの姿勢でいました。
気がつくと、朝の5時。
3時間、腕を上げっぱなしだったはずなのに、体がとてもラクになっていて、熱もすっかり引いていました。
854 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/08/19(水) 03:28:57 ID:XuFHpr2CO
見ていてくれてるんだな。護られてるんだな。と温かい気持ちになりました。
それから、2~3日たった晩、また夜中に腕が、すーっと上がり、今後は指先で、ひらがなでメッセージを送ってくれました。
『かわいい かわいい○○ いつもそばにいるからね ○○にはなにもしてあげられなくてごめんね でもこれからはいつも まもっているからね』
『それから おねがいがあるの いちばんおくのおしいれの いしょうけーすの したしきのしたに おかあさんの ひみつのたからものがあるの
それをみつけて もやしてほしいの』
母に言われた通りに、押し入れの、一番奥の衣装ケースの下敷きをめくってみると、ありました。
母が若いころ、父から貰ったラブレターでした。
母に言われた通り、次の日に庭で燃やしました。
天国に届いていると思います。