540 名前:スペースNo.な-74[sage] 投稿日:2009/10/19(月) 00:21:45
今日、日曜なのに休日出勤で、しかも本当はとっくに終わってないと
いけないものがデータが足りずに終わってなくて、そんなときに限って
余計な仕事まで入ってきて、ものすごくイライラしながら仕事に向かって
いた。
そしたら鞄の口がちゃんと閉まってなくて、ちょっと人とぶつかった拍子
に口が開いて、中身が道路に散らばってしまった。
ぶつかった相手は私が悪いみたいに舌打ちしてどっか行っちゃうし、時間
はないし、仕事のことは気になるし、イライラ通り過ぎて泣きたくなり
ながらも散らばった鞄の中身を拾い集めていたら、通りがかって一回通り
過ぎて行った小学生くらいの男の子が戻ってきて、遠くに飛んでいたものを
拾ってきて渡してくれた。
まさか手伝ってもらえるとは思わなくてびっくりして、ありがとうってお礼
を言ったら、照れくさそうに笑って「どういたしまして!」って元気に言って
また走って行ってしまった。
ちょっと離れたところでご両親らしき人たちが待っていて、その人たちも
こっちに会釈した後で男の子に何か言いながら歩き出した。

いい子だなあ、いいご両親なんだろうなあと、さっきとは違う意味でまた
泣きそうになって、イライラしてたのも消えた。

いい気分のまま仕事に行ったら、思ったよりずっと順調に片がついて
早く帰ってこれた。
名前も知らない、もう会わないだろう男の子に、心底感謝したよ。