683: おさかなくわえた名無しさん 02/08/18 19:23 ID:+ZwljnoR

ある日、会社内の敷地を歩いていました。
帰宅する途中だったんです。
しばらく歩いていると「ミー、ミー」という消え入りそうな
子猫の声が聞こえてきました。
声の方に近づいて見ると、
産み落とされたばかりの子猫の死体が2体ありました。
エサが乏しい野良猫は将来を悲観して、
子猫の世話を放棄する事があるんだそうです。
さらに逝くと一匹だけ、まだ生きている子がいたんです。
さっそく、両手に抱えてクルマで家に帰りました。

すぐに、ミルクと哺乳ビンと子猫の飼い方の本を買いに走りました。

獣医にも連れて行き、メスである事、
母猫の「初乳」を飲んでいれば望みがあるという事もわかりました。

3~4時間に1回ミルクをあげ、
ついでにペーパーでお尻をこすってあげる。
こすらないと、オシッコやウンチが出ないんです。
深夜なるべく遅くまで起きていて、
朝はなるべく早く起きて世話をする。
勤務時間中は、親にも助けてもらいました。

でも、家には既に2匹の洋猫がいて、
そのうちの一匹は、かなり神経質。
一緒にやんちゃな日本猫を飼う事は出来ません。
結局、新聞に投書して、里親を探す事にしました。

拾ってきてから、里親が名乗り出るまでの一月半。
大変でしたが、楽しかった。情が移りまくりでした。
今でも思い出すと。。。ちょっと悲しい気分になります。
でも、いい思い出です。