555 :おさかなくわえた名無しさん :04/10/27 14:30:18 ID:XfPiOypW
私が中学校3年の頃クラスでいじめにあっていた。
男子は私をばい菌扱いし、女子も積極的に私に関わろうとしない。
席を外して戻ったら机の中身が床にぶちまけられていたり、
鞄に足跡が付いていたり、椅子にチョークの粉が撒かれてたりなんて当たり前。

遂には他クラスの男子まで、廊下を私が通る度に笑いながら罵詈雑言。
卒業までの毎日、カレンダーに×印を付けながらとにかく日々が過ぎるのを待っていた。
(親には心配かけまいと黙っていたし、卒業したら遠くの女子高に進学が決まっていたので。)

何故かそんな状況で私は学級委員だったのだが、毎月の学年委員会(各クラスの学級委員が集まる)で、
2年生のときのクラスメイトの男子、Yくんと隣の席だった。

男子となんて何ヶ月もまともに口をきいていなかったのに、
彼は私がいじめにあってる事も気が付いているはずなのに、Yくんは私とちょっとした雑談をしてくれた。

それだけでも随分楽になったものだが、
その後私は校内の弁論大会のクラス代表弁士に選ばれ、校内の体育館で発表会があった。
私はあまりうまく喋る事ができず、ショボーンとなって発表が終わった後クラスの最後尾に座った。

そこで隣のクラスの最後尾に座っていたYくんが「名無しさん、頑張ったよ。良かったよ。」って言ってくれた。
涙が出た。泣く私の背中をYくんは黙ってさすっていてくれた。

この記憶がある限り私は強く生きていける。そう思ってもう10年経つ。
卒業してからYくんに会う事はなかったけど、きっと素敵な大人になってるんだと思う。