364 名無しでGO! 04/03/30 17:27 ID:BB9K0cS4

今を去ること十数年前。
九州ワイドを握り締め、東京を10時ちょうどに出る、急行「桜島・高千穂」には何回お世話になっただろう。
当時、工房だった俺には欠かせない存在だったその列車。昭和50年に無くなる前の冬休みだったろうか。

横浜駅から、大学生のきれいなお姉さんが俺の隣に座った(車内はほどほどの込み方)。
小田原過ぎた頃、博多の実家まで行くというその人に話しかけられ俺の旅行プランに興味を持ってくれた。
いつの時代も思春期の少年が「年上の女性」に惹かれるように、俺もそのきれいな姉さんに魅了されてしまった。
車中で俺のたわいのない話に付き合ってくれたその女性。恋心とはこんなものかと思いながら夜が明け、別れが
近づくにつれ、「このまま、列車が走り続けてくれたら、一緒にいれたら」なんていう妄想を抱きながら勢い
「餓鬼ですが、付き合ってください!」と言った俺。ゴハチのSGにも負けないぐらい体は湯だって(?)いただろう。






その時のお姉さんは今も隣に居てくれる。

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