841 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/08/17(月) 00:09:04 ID:c2HYmbyY0
ありがちな話だけど、送り火を見てたら思い出したので。
今から7年前、妹が高校在学中に妊娠し、我が家は大騒ぎになった。その頃見た夢の話。

夢の中、私は幼い妹と何かをして遊んでいた。夢の中の妹は、古い新聞紙を丁寧に折り畳みながら
「もうこれはいらないね」とニコニコしながら言っていた。
目が覚めてからも新聞紙のあたりの光景は鮮明に覚えていて、変な夢を見たと笑い話として母に話したら
母の顔色が変わった。

席を立った母がタンスの上から取り出したのは
夢の中で幼い妹が折り畳んでいた、あの新聞紙だった。
中からは四角い紙に書かれた戒名が出てきた。

私たちは二人姉妹。だけど本当なら、その下に弟か妹がいたのだという。
その兄弟は、男か女かもわからないままに神様のもとへ還ってしまったのだと
母がぽつぽつ語ってくれた。

夢の中の妹(の姿をしていた少女)がその戒名の主だった証拠はどこにもないけれど
その後生まれてきた姪は、妹の幼い頃にとても良く似ていた。

ただ、気になるのは戒名は二つあったこと。
生まれる前に還ってしまった兄弟は、双子だったそうだ。
もう一人はどこに行ってしまったんだろう。会いたかったな。