89 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2011/01/05(水) 19:34:10 ID:wcvmHTUJ
自転車でちょっと遠くに行ってみよう!と、地図もって知らない街まで出かけた。
途中で急に雨が降り出して、近くのマンションの軒下にチャリにまたがったまま避難。

雨宿りしてたら、金髪・グラサン・小太り・柄シャツのおっちゃん
(サンドウィッチマンの伊達さんにソックリな、いわゆるDQNヤクザ風)の人が
マンションに入っていった。
私はそれをチラっと横目で見て、うわ~見るからにDQNなオッサン!と思った。

しばらくしたら、伊達さんがマンションから出てきて
「これ、使って。もうボロだからさ。捨てていいから」
って言って、ビニール傘を差し出してくれた。

人を見かけで判断するなって、よく言うけど本当なんだな。
自分がすごく下らない人間に思えて、おっさんの優しさがうれしくて、
なんか色々な気持ちがないまぜになって、
傘さしながらの帰り道、雨の中でビニ傘の柄を握りしめて泣いた。

ビックリしてろくにお礼も言えなかったのが悔やまれる。
あれ以来、TVで伊達さんが出たら、ありがとうって言ってる。