271 名前:名無し三等兵[] 投稿日:2001/04/17(火) 19:17
山口のテレビ局が作った人間魚雷回天の話は泣けた。
学徒出陣の少尉が、伊号潜水艦に載せられて高知沖に行くんだけど、

「足摺岬を右舷後方に見る。本土もこれで見納めか。」

という日記のセリフはジンときた。結局悪天候で攻撃はあきらめ、基地に帰役。
死を覚悟していた少尉は真っ青な顔をしていたという。
その後少尉は訓練中、自分の艇が調子が悪く、他の艇で潜行訓練を行い、そのまま
浮かんでこなかった。戦争は、その2ヶ月後に終わった。戦後、少尉の艇は近くの島の
の砂浜で発見された。中に少尉の遺体があった。少尉は目を閉じ、じっと座ったままの姿で発見された。

「私の艇で少尉は死んだんです。少尉の最後の潜行は、本当に見事な潜行でした」
と涙をこらえて語る戦友の姿には感動した。

少尉にはたしか葉子という妹さんがいて、その妹さんが兄の足跡を尋ねる、という形式
だったんだが、本当に感動した。