431 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・[] 投稿日:02/01/06 22:44
大学卒業前、就職もできず
もうやりたいことなんて何も無い
自分なんてこの世から消えればいいと超無気力になり
手首を切ったことがあったが失敗。
死ぬ勇気も無く、何日か後に亡き祖父の仏壇の前で
おじいちゃん、私の進むべき方向を示して下さい。
と祈り、毎日毎日寝る前にお祈りしました。
数週間後、奇妙な夢を見ました。電車のアナウンス
のようなだらだらとした声で何者かがしきりに
私に話し掛けてきていました。
内容は、今日私が出会うものは私の将来につながる
ものだ、ということでした。
きつねにつままれた気持ちで目を覚まして
居間に行って、何気なく積み上げられた古新聞の
一番上のパンフレットらしきものを見つけました。
それは司法試験の為の予備校案内のようなちゃんとした冊子でした。
このようなものは広告物として配られることはな
いので、家族の誰かが本屋さんからもらってきたんだろうなあ、
と思って尋ねたけど、だれも覚えは無いとの事。
皆司法試験とはまったくお畑違いのような
仕事をしていましたので、考えてみればそんなもの
うちにあるはずないんですが、気になってその冊子
を読んでいくうちに興味が出てとうとうその
予備校の門戸を叩くことになったのです。
そしてとうとう去年司法試験に受かりました。
偶然が重なっただけかもしれませんが、私は祖父が導いて
くれたのだと信じたいですね。
弁護士など雲の上の職業だと思っていたのに
それを目指すきっかけをくれた祖父に感謝しています。