28 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2011/11/15(火) 13:01:42.86 ID:1OsimR6V
ある有名な心霊スポットに深夜、ひとりで車に乗って行ってみたんです。

街から外れ、山道を走り、そして不気味なトンネルを抜けると、そこが有名な心霊スポット。
しばらく車を走らせていると、急に目の前に女の人の白い影が…。
(あぶないッ!)
慌ててブレーキを踏んで降りてみたところ、そこに人影はなく、目の前は崖。
ガードレールが壊れていて、ブレーキを踏んでなかったら落ちてしまっていたかもしれない。
「あの幽霊は助けてくれたんだ」
そう思って、そこで手を合わせ、お祈りして帰路についた。

トンネルを引き返す途中…
ふとミラーを見ると、後部座席に先ほど目の前を横切った女の人の姿が……。
その女の人は、こう呟いた。

「死ねばよかったのに…」
「いや、でもホント助かったよ。ありがと」
「ば……ばかっ、あんたなんか死んじゃえばよかったのよ!」
「お礼しないとな。また来週きてもいいかな」
「ダ、ダメっ! また落ちそうになったら危ないわ!!!」

しかし彼女は翌週、弁当用意して待っててくれました。
彼女が言うには作り過ぎただけで、決して僕のために用意したんじゃないそうです。