491 名前: おさかなくわえた名無しさん [sage] 投稿日: 2006/03/15(水) 20:52:16 ID:iHQZyIhF

その昔、友人と三十三間堂に行った時。
この友人、弓道の流派日本一なんて腕前の人間で
「ここで通し矢を一度してみたいんだよ」と例の縁側を見ていたところ、端の方に小さなくぼみを発見。
「お、ここに弓を固定するのか……」と、くぼみの横の地面に立つ友人。
そしてまるで矢と弓を持っているかのように彼が構えた瞬間、明らかにその場の空気が変わり。
鋭い眼差しで遙か彼方に狙いを定めて、弦をゆっくりと引き絞り……射る。
射た瞬間に返った弓と、鋭く飛んでいく矢の軌跡が見えた様な気がするほどの見事な動きに感心していると……
突如、背後から複数の拍手が。
振り返ると、白人&黒人のわかりやすく外国人なギャラリーの方々がついてました。

皆、口々にファンタスティックだのサムライだの言っておりまして。
なかでも、上品そうな黒人のご婦人なんざ感動のあまりか、目を潤ませていたり。
剣道二段、弓道四段という、生まれてくる時代を間違えた友人、すっかり握手責め&写真責めにあっていました。
彼らにとって、良い土産話が出来ていれば良いなあ。


写真と動画でよくわかる はじめよう弓道
五賀友継
ベースボール・マガジン社
2021-11-20