345 名前: 名無しさんの初恋 [sage] 投稿日: 2005/05/07(土) 13:08:25 ID:QAh33Axg
厨房の時、下校しようとしたら雨が降ってて
傘を持ってなかった俺は下足室で
降りしきる雨をぼんやり眺めていた。

そうしたら、ふいに後ろから
「傘持ってこなかったの?」
という声。
振り返ったらクラスメートだった。
普段そんなに話さないから、「結構かわいい顔してるのでモテる」
という認識しかなかった。

「ん?ああ。天気予報見てくりゃよかった。」
苦笑いしながらこう答えると
「はい。」
持ってた傘をいきなり俺に渡して雨の中を走って行った。
唐突すぎてすぐに動けずにいる俺は、雨に煙る校庭を駆けていく
後ろ姿を見送ることしか出来なかった。
(冗談だろ? 20年前のマンガかよw)
苦笑しながらも、せっかくだからそいつの傘をさして帰った。

次の日、傘を返すついでに聞いてみた。
「いきなりなんだよあれはw」
「いや、なんか困ってるみたいだったし。
でも一緒の傘に入って帰るのも恥ずかし・・(ゴニョゴニョ」
少し頬を赤くしながらうつむいて話す。

俺は完全に惚れてた。

そいつがもし女だったら。
orz

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