632 名前:癒されたい名無しさん[sage] 投稿日:05/02/11(金) 18:06:18 ID:dglv0YPY [1/3]
ちょっとした思い出書かせて下さい・・・。

私の通っていた小学校は周りが山に囲まれていたこともあってか、
野良犬や野良猫の姿をよく見かけた。

ある日、一匹の小さな子犬が捨てられているのを見つけた。
生まれて2ヶ月くらいの、本当に小さくてフワフワの毛の子犬。
ふらふらと山から校内にまで歩いてきたのか、少し弱っているようだった。
子供ながらに誰がこんなかわいい子犬を捨てたのか、と憤りを感じずにはいられなかった。
どうにか先生に頼み込んで、子犬はしばらく教室の隅っこで飼われることになった。
給食のパンや牛乳をあげ、クラスみんなでかわいがり、子犬はすくすく育っていた。

何日か過ぎ、先生から子犬もいつかは成犬へと育ってしまう、
このままクラスで飼い続けるわけにはいかないと伝えられた。
クラス、小学校内で誰か飼える人はいないかと必死に探した。
でも飼ってくれる人は一向に見つからず、このままでは保健所に送られるかもしれない、
という噂が流れ始めていた。
私は絶対にそれだけはだめだと思い、できる限りの友達を集め、
交代でそれぞれの家でかくまうことに決めた。もちろんみんな親には内緒で。
この時みんなで子犬をコンと名づけた。鼻の辺りの毛だけが黒っぽくてキツネに似ていたからだ。

計画は順調に進み、親に見つかることもなくそれぞれの家で子犬を交代で面倒見ていた。
コンは自分が捨て犬であり、わがままを言ってはいけないこと悟っていたかのように、
くんともなかず、時にクローゼットの中、時に押入れの中でも大人しくしていた。
絶対バレないと思っていた。
しかし、一瞬にして計画はつぶされた。
一人の友人の祖父が子犬を見つけ私たちの計画に気付き、保健所に連れていくと言い出したのだ。
その時コンはただみんなに囲まれて小さな尻尾を振って喜んでいた。


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