665 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2008/12/28(日) 15:29:39 ID:YdUn2+yb
亭主関白を絵にかいたような家で育った。
県外へ私が嫁ぐことになり、式を挙げるホテルに前泊しようと持ち出すと
「わしはいい。仕事の方が大事だ」と言い、母と二人で泊まった。
父は朝の新幹線で親戚一同と共に来た。
式の時もいつもと変わらない態度で、良く目にする涙をためる新婦父、
とは程遠かった。
しかし後日、父の妹さんから聞いた話。
帰りの新幹線で、皆良かった良かったって盛り上がってたのに、
父だけしょんぼりして「とうとう行ったか…」ってぽつりと
こぼしただけだったらしい。
それを聞いたときに涙ぐんでしまったよ。