918 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:22/03/20 15:10:34 ID:zr.4h.L1
この時期になると思いだす事がある。
昭和も終わりに差し掛かった、小学生3年生だった当時。
遠い親戚を訪ねて行った先は、隣の家との距離が離れてるような田舎だった。
気付いたら毎年のように行っていたと思うが、親戚宅は大人しかおらず
近所にも同い年の子供はいなかったので、両親が親戚との話をしている間はやる事もなく、早く帰りたくて仕方なかった。
そこで暇つぶしに親戚宅の広い庭を探索する事にしたが、それも子供にはすぐ飽きてしまい、他にも何かないかと見渡すと
いつも通ってきた道の反対側に、小さな丘があり、その中腹辺りに何かがあるのが見えた。
日中だし、親戚宅からもそんなに離れてないから大丈夫だろう、ちょっと覗いてみようと思い足を運んだ。
着いてみると、そこには誰かが捨てたと思われる木造の椅子があり、捨てられてだいぶ経ってたようで苔むしていた。
「なんでこんな所に椅子?」とは思ったものの、子供なので興味はその辺に咲いている野花に移ってしまった。
花を摘んで花冠を作ろうと、鼻歌を歌っていたら、ふいに視線を感じ、上を見上げると丘の上のほうに真っ白な大きな犬がいた。
顔と足が長く、短毛だが、頭部の毛が長くて、アフガンハウンドみたいな犬だった。
当時、私が住んでた地域は、犬と言えば雑種の中型犬を番犬で外飼いが主流で、洋犬を飼ってるのは金持ちの家しかなく
ここには洋犬を外飼いしてる金持ちの家があるのかと、驚いた。
犬は屋根のない檻の上から、顔だけをだしてこちらを覗いていて、子供心ながらに
「犬が本気出したら、ジャンプして檻から出られるのでは?」と思ったものの、犬はそこから出ようとする素振りはなかった。
私が犬全体を見ようと右に動くと、犬も右へ。私が左へ動くと犬も左へと動くので、犬全体を見る事ができず
見えるのは、犬の上半身だけだった。
動物が好きだった私は、どうにかして犬を触ってみたかったのだが、親に「どんなに人懐っこい犬でも飼い主の許可なく触るな」と
強く言われていたのと、私と犬との間は急斜面で、上る事はできなかったので、触るのを諦めてそのまま親戚宅へ帰った。
そんな事があって、翌年から私は白い犬を見に行くのを楽しみにしていたのだが、中学生になる頃には部活に夢中になっていた私は
親戚宅へ行く事もなくなった。
大人になったある日、その親戚宅へ久しぶりに行く事になり、当時を思い出して小さな丘へ行って、初めて知ったのだが
その丘は横から見ると、庭付きの戸建てを建てられるような幅はなく、親戚に聞いても
白い洋犬はおろか、金持ちの家も昔から近所にはないとの事。
親戚に「私をからかってるんでしょ」と言ってみたが、私が動物好きなのは知っているので、もしその白い犬がいたら
教えてたと言われた。
とすると、私が毎年のようにみていたあの白い犬はなんだったのだろう?
でも今でも鮮明に、あの犬の顔まで思い出せるのだ。
シルクのような綺麗な毛並みの白い犬を。








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