194 :おさかなくわえた名無しさん :2006/04/19(水) 23:52:46 ID:bl/BFMS8
おれ、電車の運転士しています。
職場が遠いので実家から遠く離れて暮らしているけど、実家の近くの路線にも乗務しています。
先日、たまたま夕方に実家近くを走る列車に乗務してたら、会社帰りと思われる親父が乗ってきた。
おれが会社に入って初めて。


親父の会社の近くの駅に、定刻通り列車が入っていくと、駅のホームにいる親父を発見。
駅に到着し、ドアが開いて乗り込んだ時に車内を向いて親父に手を上げた。
親父はこっちをちらっと見たが、素っ気ないそぶりでイスに座ってカバンから新聞を取り出して読んでいる。
「相変わらず愛想ねぇ親父だな」と想いながら、列車を走らせるのに集中した。

しばらく走ってふと前面のガラスを見ていると車内が映っているのに気づいた。
外は夕暮れで薄暗くなってきて、車内の明かりが反射して前が見づらくなっている。
「次の駅で止まったら、カーテン閉めなきゃな」と思って、ガラスに映っている車内を見ると、親父はずっと俺のいる乗務員室を見ている。
「さっき新聞読んでたジャン!」と思いながらも、ずーっと見ている。
でも、運転中だから振り向くこともできないで、そのまま列車を走らせた。
次の駅は実家の最寄り駅。
そろそろ着くので、「親父も降りるなぁ、やれやれ」と思って、ガラスに映る車内を見ると親父は再び新聞を読んでいた。
で、実家の最寄り駅に到着。
ドアが開いて親父が駅に降りて、俺も乗務員室の窓を開けると、親父がポツリと「ちゃんとやってるのか?じゃあまたな。」とだけ言って消えてった。

でも走行中、おれはガラスに反射する、どことなくうれしそうにこっちを見ていた親父を見てしまった。
自分で言うのも変だけど、初めて自分のせがれの仕事している姿を見てうれしかったのだろうか。
いつまでも係長で、ほんとに不器用な親父であることを実感するとともに、自己表現のヘタな俺にそっくりな親父だと思ったよ。
親父の期待に応えるためにも、ちゃんと安全に電車を走らせなきゃな。


今度の休みは、酒を持って実家に帰ろう。






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