506 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2010/03/15(月) 17:47:27 ID:9iNPt3EO
父が生きていた頃の事で強烈に覚えている出来事を。

父は強烈な昭和気質を超えた大正気質で、滅多に笑顔すら見せない人だった。
お正月にテレビ見ていて父が「ふっ」と笑おうもんなら、
我が家には一年幸せな事が起きると云うジンクス迄出来ていた程だ。

そして、隣の家では犬を飼っていた。雀が餌皿に群がっていてもそれを静かに見守る
優しい、けれど到底番犬には向かない可愛い犬だった。
その犬がある日、とても嬉しそうな声を出していてふと気になった私は犬小屋を見る事の出来る裏口を開けてみた。
すると、そこには
「お前は毎日毎日うるさい!」
と言いながら犬を撫でまくる父の姿が・・・。犬も尻尾を振り千切れんばかりに振って、全身で初めて会う
父への愛情を示していた。

何とも言えずに黙ってそっと裏口の戸を閉めた私だが、今になって思うとその気持ちが「父に萌え」と云う奴だったのかも
知れない。

父の命日を迎えて、長くなってしまいました。ごめん。






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