819 風と木の名無しさん [sage] 2012/06/30(土) 22:00:40.16 ID:gCeTddoq0 Be:
仕事帰りに近所のぼろアパートの前を通りかかると必ず目に入るのが、
2階の窓の鉄柵にだらしなく置かれた焦げ茶色のぼろゾウキン
昭和のニオイあふれるぼろアパートにぼろゾウキンという組み合わせは然したる違和感もなかったが、
鉄柵の粗い隙間からゾウキンのボソボソした繊維がはみ出しているのを、
なんとなく習慣として毎晩見てしまっていた
しかも仕事帰りの夜23:00頃にそれは必ず目に入ってきて、
疲労した自分には悲壮感あふれるオブジェクトとして認識されていた
しかしとある平日の朝、「雨が降りそうだなあ」と何とはなしに空を仰ぎ見たその瞬間、
例のぼろゾウキンがいつもと違うカタチで鉄柵に鎮座しているのを見てしまった
自分が1年余りの間ぼろゾウキンだと思っていたそれは、
べっ甲柄でもっさもさの長毛の生えた一匹の猫だった
そいつはこっちを退屈そうに一瞥したあと、向こうを向いて鉄柵に腹這いになってしまった
その姿は自分が毎晩見ていたあのぼろゾウキンのポーズそのものだった
その晩から、ぼろゾウキンは悲壮感あふれるオブジェクトなんかではなく、
仕事帰りの楽しみのひとつになった
あれから間もなく引越しをしてあの猫を見る事はなくなってしまったけど、
今でもふと見た塀の上に猫がいるんじゃないか?路地の間に猫がいるんじゃないか?と思ってしまう
それは地下鉄で家と会社を往復するだけの時間に長く拘束された自分にとって、
とても良い気分転換になる
見たものだけが全てではない、下ばかり見て生きてると損をする
今ではそう思って生きている
やはり人生には小さくても質のいい楽しみが一つでも多くあった方がいい
定年後はその楽しみの中に「猫と暮らす事」も含めたいと思う






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