986 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/08/29(土) 02:35:14 ID:SqPmGftq0
猫で思い出した。
俺は赤ん坊の頃、うちで飼っていた猫の子供みたいに世話されてた。
ベビーベッドの中で添い寝は当然だし、俺が泣くと親を呼びに行く。
本当に助かったわーと母が言ってた。
今では衛生的に無理だし危険だと思うけど、30年以上前はそういう感じだった。
たぶんその猫は俺のことを毛の少ないでっかい子猫だと思っていたんだろな。
ある日突然になくなって、数年後、近所の用水路の中から骨だけ出てきた。

で、何年か前、俺が風邪からくる肺炎にかかってしまった時のこと。
あついんだか寒いんだかわからず布団をはいで、脇に丸めておいたら、
そこに月の明かりが差して、でっかい猫の腹が呼吸しているように見えてしょうがない。
と思ってるうちに、俺の胸から喉のあたりをざらざらのでっかいベロが
べろーん と舐めた。
うわー猫だ猫だ!でもベロの幅が二十センチぐらいあるんだぜw
俺にとって猫の臭いって猫乳の臭いなので、乳くさいなーと思ってやっとアイツだとわかった。
俺のこと、まだ子猫だなーと思ってるんだとなんか嬉しいような情けないような。
自分の体温が移ってるはずの布団が、ほんのり湿っていて
それで熱くなってるのを感じながら眠ってしまった。
肺炎からくる熱はその晩を最後に出なくなった。

母親に聞いたら、あの猫は俺のこと子供だと思ってて、
母を威嚇したこともあったので、本当は怖かったんだってさ。






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