706 名前:おさかなくわえた名無しさん[] 投稿日:03/09/04 03:48 ID:ALOrXhYp
僕が幼稚園の時、祖父が癌で入院した。
近所に住んでいる事もあり、幼稚園が終わるとお見舞い
に行くのが僕と母の日課だった。
帰り際、いつも決まって握手をし「僕のエネルギーあげる。」
と言い別れる。その時、祖父は決まってにっこりと微笑み僕の
手を握り返す。
ある日、父が会社帰りに病院へ。丁度僕達とは入れ違いに
なり、少し急いで病室へと急いだ。
祖父の病室から、何だかすすり泣きが聞こえる…
そこには普段気丈に振舞っていた祖父が泣いていたという。
父がどうしたと聞くと、何も知らない僕が自分の身を案じ
毎日毎日助かる望みの薄い自分に対し、何も知らずに励ます
行為がとても辛いのだという。
それからしばらくして、祖父は逝った。
最後は壮絶だったと、幼心に記憶している。
じいちゃん…あれから20年だね。今じゃ僕は酒も飲むし、
タバコも吸う。免許も取ったし、去年就職もしたよ。
じいちゃんの作ってくれたイスね、まだ使ってるんだよ。
祖母と食事をして、何だか思い出しちゃった。
長文ごめん
僕が幼稚園の時、祖父が癌で入院した。
近所に住んでいる事もあり、幼稚園が終わるとお見舞い
に行くのが僕と母の日課だった。
帰り際、いつも決まって握手をし「僕のエネルギーあげる。」
と言い別れる。その時、祖父は決まってにっこりと微笑み僕の
手を握り返す。
ある日、父が会社帰りに病院へ。丁度僕達とは入れ違いに
なり、少し急いで病室へと急いだ。
祖父の病室から、何だかすすり泣きが聞こえる…
そこには普段気丈に振舞っていた祖父が泣いていたという。
父がどうしたと聞くと、何も知らない僕が自分の身を案じ
毎日毎日助かる望みの薄い自分に対し、何も知らずに励ます
行為がとても辛いのだという。
それからしばらくして、祖父は逝った。
最後は壮絶だったと、幼心に記憶している。
じいちゃん…あれから20年だね。今じゃ僕は酒も飲むし、
タバコも吸う。免許も取ったし、去年就職もしたよ。
じいちゃんの作ってくれたイスね、まだ使ってるんだよ。
祖母と食事をして、何だか思い出しちゃった。
長文ごめん
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