695 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2008/12/24(水) 01:10:27
俺も父親とは仲が悪かった。
色々理由はあったが、ほぼ物心ついた時から折り合いが悪く、ほぼ毎日のように、>>1みたいな嫌味の言い合いだった。
あまりにも居心地が悪いので、大学入学とともにバイトをはじめ、半ば無理やり一人暮らしをはじめた。
その後実家への帰省は年に1度あるかないか・・・その時もほとんど口をきいたことはない。

ようやく自分も結婚相手が決まった年のある日、嫁と買い物に行った。
酒屋に行って気に入っている日本酒の小瓶を買っていると、もう一本嫁が持って来た。
「別に飲み終わったら、また買いにくればいいじゃん」
「お義父さまにあげるのよ。父の日近いでしょ」
「うちには誕生日とか父の日とかに何かする習慣はなかったよ」
そう言ってみたが、まあいいかと思って一緒に清算した。

ある晩、実家から電話がかかってきた。
居間にいた嫁がとり、いつものようにそのまま長話(父は嫁を気に入っていて、嫁は電話が好きだ)していたが、
「しばらく話していて」と子機を渡しに来た。話してみるとだいぶ酔っ払っている。
「この酒はなかなかうまい」
「○○(嫁の名前)が買うと言ったんだ」
「うん。お前の好きな酒だってな」
「ああ」
「なかなかうまい」
「わかった。けど、あまり飲みすぎないように。」
そう言って切ろうとしたら、嫁がお銚子とお猪口を持ってきて、
結局父親がその酒の小瓶を飲み終わるまで、嫁と2人で付き合うことになった。
酔っ払った父親は「うまい」「なかなかうまい」と何度言ったかわからない。というよりも、ほとんどそればかり言っていた。
ようやく飲み終わると最後に「ありがとう」と言って電話を切った。
何だか俺は妙な気分になり、しばらく嫁に泣かせてもらった。