364 名前:名無しさん[] 投稿日:2000/04/11(火) 21:28
旦那が夜働いているから、私が残業すると
家には腹を減らした子供達と呆けたお姑さんだけになってしまう。
お姑さんは呆けていても、腹が減ればなんか食べるが、
当時、小学校3年生を頭に、離乳食を終わったばかりの子供までが
腹を減らしたまんま私の帰りを待つことになるので、なるべく、遅くなりそうな日は
旦那に作ってもらうか、出かける前に支度しておくようにしていた。
ある日、何の支度もしていないのにどうしても翌日の朝一番の会議の資料を
作らなければならないときがあった。
旦那はその日は早出で、子供を保育園に迎えに行き、家に連れ帰ったら即座に出勤しなければならなかった。
とにかく、ご飯は炊いてあったので、ふりかけで食べなさいと
子供に電話をかけ、なんとか仕事を終わらせ夜遅くに家に帰った。
子供達はとうに寝床に入り、気配はなかった。
夕御飯、一番下のちびもちゃんと食べられたかどうか心配しながら台所にはいると、
納豆臭いのである。子供達がみんな揃って納豆を食べた後があった。
そして、テーブルの上にはへたくそな字で長女の手紙。
「ママ、おしごとたいへんだね。ふりかけがなかったから、なっとうつくったよ。
みんなおかわりしたからママのぶんなくなったの。ごめんね。キムチでご飯たべてね。」
そんなことが書いてあった。
子供達が悪戦苦闘して納豆を作ってご飯を食べる様子を想像して、
笑えてきて、仕事の疲れは吹っ飛んだ。
もう、家のお手伝いしてもらえるぐらい、子供が大きくなったんだと思うと、
妙に幸せな気分になった。
次の日、納豆を自分で作ったことと、ちびにそれをちゃんと食べさせたことで、
普段はおこりんぼの私もむやみやたらと上機嫌で娘を褒め称えたのであった。


365 名前:上の続き[] 投稿日:2000/04/11(火) 21:29
あれから2年。今では、長女と次女はあれこれ料理に興味を持っていて、
包丁仕事を手伝ってくれる。私の帰る前にご飯を炊いておいてくれるようになった。
なのになぜか、我が家の子供達は未だに母親が残業する日には納豆を食べる。

将来、納豆を見て奴らは、子供だけで囲んだ食卓を思い出すのだろうか。
それは、寂しい想い出になってしまうのだろうか、
それとも、そんなこともあったなぁと言う、子供の頃の一風景になるのだろうか。

そんなことを思いつつ、3パック100円以下で売っているおかめ納豆を見れば
必ず3パック買ってしまう私なのであった。
娘達よ、卵だけでなく、面倒がらずにネギも刻んで入れたほうがうまいぞ。