958 名前:癒されたい名無しさん[sage] 投稿日:04/10/16(土) 06:06:05 ID:w+nN157R [1/5]
いい話ではないけども。
小4の頃の話。
じいちゃんが、検査の為に入院した。どこか悪いとは聞いてはいた。正直、その時は心配したが、異常なしと出たらしく一般の病室に移ったので見舞いに行った。
いつも通り元気なじいちゃんがいた。いつも通りの笑顔を向けてくれるじいちゃんがいた。
久しぶりに会ったって事もあり、色々な話をした。
そしてその明後日、オレは泊まり掛けでの林間学校に行く事になっていた。じいちゃんに言うと、
「おぅ、気を付けて行ってこい。じいちゃんは不死身だから心配するなw」
と笑いながら言ってくれた。
続きます。
いい話ではないけども。
小4の頃の話。
じいちゃんが、検査の為に入院した。どこか悪いとは聞いてはいた。正直、その時は心配したが、異常なしと出たらしく一般の病室に移ったので見舞いに行った。
いつも通り元気なじいちゃんがいた。いつも通りの笑顔を向けてくれるじいちゃんがいた。
久しぶりに会ったって事もあり、色々な話をした。
そしてその明後日、オレは泊まり掛けでの林間学校に行く事になっていた。じいちゃんに言うと、
「おぅ、気を付けて行ってこい。じいちゃんは不死身だから心配するなw」
と笑いながら言ってくれた。
続きます。
959 名前:癒されたい名無しさん[sage] 投稿日:04/10/16(土) 06:10:51 ID:w+nN157R [2/5]
続き
オレは林間学校に行った。二泊三日。
じいちゃんもオレが帰る日に退院という話だった。
正直、林間学校なんてどうでも良かった。何より早く帰ってじいちゃんの笑顔が見たかった。
帰れば見れる。前みたいにだっこしてもらえる
はずだったのに
960 名前:癒されたい名無しさん[sage] 投稿日:04/10/16(土) 06:20:26 ID:w+nN157R [3/5]
林間学校の二日目の夜の掃除中。
わざわざ親が迎えに来るとのこと。なぜ?と先公に聞くと、
じいちゃんが死んだ、と。
聞いた瞬間、「何を言ってんだこいつ?」と思った。
そりゃそうだ、異常なしって言われたから安心してここに来たんだ。
でも、親が迎えに来て本当だということ、そしてオレがお見舞いに行けたのはもう危なかったから最後に逢わせたかったという事を聞いた。
すいません、もう少し続きます。
961 名前:癒されたい名無しさん[sage] 投稿日:04/10/16(土) 06:27:50 ID:w+nN157R [4/5]
家に着くまでの間一眠りして、着いた時には朝だった。
近くの公民館で葬儀が行なわれた。棺の中のじいちゃんはただ寝てるみたいだった。
信じられない、信じたくない一心で「不死身だって言ったじゃねぇかよ」と小声で呟きながら、出棺までずっとじいちゃんの傍にいた。
一通り葬儀も終わり家に帰ると、オレ宛てに手紙が来ていた。
じいちゃんから。
962 名前:癒されたい名無しさん[sage] 投稿日:04/10/16(土) 06:39:48 ID:w+nN157R [5/5]
手紙にはこう書かれていた。
弱いじいちゃんでごめんな。今まで本当にありがとう。
それだけ。
バカ野郎。感謝したいのはこっちなんだよ。ふざけやがって。今まで頑張って生きてきたじゃねぇかよ。
真剣に泣いた。誰がその場にいようが関係なしに。何であの時もっと話さなかったのか、何で死に目にその場にいれなかったのか。自分の至らなさに腹が立った。
いつも笑顔を向けてくれたじいちゃん。優しかったじいちゃん。
オレは貴方のように、立派な人間になるように頑張ります。天国から見守っててください。
長文乱文スマソ。
続き
オレは林間学校に行った。二泊三日。
じいちゃんもオレが帰る日に退院という話だった。
正直、林間学校なんてどうでも良かった。何より早く帰ってじいちゃんの笑顔が見たかった。
帰れば見れる。前みたいにだっこしてもらえる
はずだったのに
960 名前:癒されたい名無しさん[sage] 投稿日:04/10/16(土) 06:20:26 ID:w+nN157R [3/5]
林間学校の二日目の夜の掃除中。
わざわざ親が迎えに来るとのこと。なぜ?と先公に聞くと、
じいちゃんが死んだ、と。
聞いた瞬間、「何を言ってんだこいつ?」と思った。
そりゃそうだ、異常なしって言われたから安心してここに来たんだ。
でも、親が迎えに来て本当だということ、そしてオレがお見舞いに行けたのはもう危なかったから最後に逢わせたかったという事を聞いた。
すいません、もう少し続きます。
961 名前:癒されたい名無しさん[sage] 投稿日:04/10/16(土) 06:27:50 ID:w+nN157R [4/5]
家に着くまでの間一眠りして、着いた時には朝だった。
近くの公民館で葬儀が行なわれた。棺の中のじいちゃんはただ寝てるみたいだった。
信じられない、信じたくない一心で「不死身だって言ったじゃねぇかよ」と小声で呟きながら、出棺までずっとじいちゃんの傍にいた。
一通り葬儀も終わり家に帰ると、オレ宛てに手紙が来ていた。
じいちゃんから。
962 名前:癒されたい名無しさん[sage] 投稿日:04/10/16(土) 06:39:48 ID:w+nN157R [5/5]
手紙にはこう書かれていた。
弱いじいちゃんでごめんな。今まで本当にありがとう。
それだけ。
バカ野郎。感謝したいのはこっちなんだよ。ふざけやがって。今まで頑張って生きてきたじゃねぇかよ。
真剣に泣いた。誰がその場にいようが関係なしに。何であの時もっと話さなかったのか、何で死に目にその場にいれなかったのか。自分の至らなさに腹が立った。
いつも笑顔を向けてくれたじいちゃん。優しかったじいちゃん。
オレは貴方のように、立派な人間になるように頑張ります。天国から見守っててください。
長文乱文スマソ。
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