849 名前:癒されたい名無しさん[] 投稿日:05/03/11(金) 01:44:05 ID:Bz8IU0uy [1/4]
ちょっとスレ違いかもしれんけど。

ずっと昔のこと。
俺が小学生の低学年のころ。
うちの両親は共働きで父親はタクシー乗り、母親はお店をしてて
二人とも帰ってくるのは深夜近かった。

一人っ子の俺は、学校から帰ると、いつも一人で
晩飯食って、風呂に入って、テレビ観て。しばらくしたら、一人で寝る。
そんな毎日を過ごしてて。

一人っ子で、家に誰も居ないなんて、自由で羨ましいなんて言う人も居るけど
これが結構寂しいもんよ?

寂しくて、寂しくて。時々泣いたりもした。
それでも、いくら泣いても、やっぱり一人で。
母親の店に電話したりして、困らせてしまったことも何度かあって。

そんな母親は焼肉屋をやってまして。
当時の焼肉屋ってのは、土建屋のおっちゃんらがメインの客層で、
そんなお客たちを相手に母親はひとりで夜中の2時まで一生懸命働いてたんよ。

今考えると、元気なおっちゃんら相手に、女一人で夜中まで相手するのは
色々と大変だったと思うよ。

俺もガキながらに、その大変さを何となく感じ取ってて
そんなに文句言ったりすることは無かったと思う。(たぶん



たこやきを誰かから貰う ということだけが予知出来るんだけどオカルトかね?
独身の年寄りは寂しいという風潮カープ金本監督の就任会見「鍛えたい選手は○○」←誰を鍛えそう??
この世界の「超古代文明」は何が原因で滅び去ってしまったのか?
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850 名前:癒されたい名無しさん[] 投稿日:05/03/11(金) 01:45:25 ID:Bz8IU0uy [2/4]
849の続き

そんなある年の、俺の誕生日。
母親の店は、木曜日が定休日。
その年の俺の誕生日はちょうど木曜日だった。

それまで誕生日会とか呼ばれたことはあっても、友達を呼んだことも無いし
それどころか、家族とすら過ごしたことも無かったんよ。
まぁ、父親がそういうイベントとかは無駄だと言ってたこともあるし、
クリスマスとかもうちは無かったから。

実際、貧しい家だったしね。

でも、その年の誕生日はそれまでと違って、お母さんはお休みなんだ!って。w
何ヶ月も前から「二人でお誕生日しようね。」って約束してた。
俺の記憶には初めて母親と一緒に誕生日を過ごせる日。
ほんと、楽しみにしてた。

プレゼントなんていらない。
ごちそうも、ケーキもいらない。
おかあさんと一緒に誕生日がしたい。

まだガキだったからw
でも、それだけが楽しみで、毎日毎日誕生日まで、
指折り数えて待っていた。

でもその日、学校から帰って来ると、母親は居なかった。
テーブルに大きなケーキがあっても、母親は居なかった。

いそいで店に電話したら母親が出た。

「ごめんね。お客さんにどうしてもって言われて・・・ごめんね。」

お客さんに頼まれて、仕方なくお店を開けたそうだった。
お得意さんだっただけに母親も断りきれなかったんだろうと思う。

でも、
ずっと楽しみにしてた今日をいきなり裏切られたような気持ちになったこと。
電話の後ろの方で聞こえるお客さん達の騒がしい笑い声と対照的に
静かな家に一人っきりな自分。

とても惨めな気持ちになって、電話の向こうで謝る母親に
酷いことを言って、切ってしまった。


851 名前:癒されたい名無しさん[] 投稿日:05/03/11(金) 01:46:03 ID:Bz8IU0uy [3/4]
これで最後です。

それから数時間後に母親は帰って来た。
「遅くなってごめんね。ケーキ、いっしょに食べよ?」という母親。
でも俺は、「もういらない。」そう言って、自分の布団にもぐり込んでた。

「自分の誕生日より、お客さんの方が大事なんだ!」ってずっとすねてたんだよな。

それでも、「ごめんね。ほんとにごめんね。」そう言って母親はずっと俺に謝ってたっけ。

あの時食べなかったケーキ、結局どうしたんだろ。
いくらかはお母さんが食べてたんだよね。
でもとてもじゃないけど、一人で食べきれる大きさじゃなかったし
結局捨てたんだろうね。

ごめんね、おかあさん。
おかあさん、どんな気持ちであのケーキを一人で食べたのか
どんな気持ちであのケーキを捨てたのか
それを考えたら、胸が詰まる。

ほんとは祝ってあげたかったんだよね。
悲しい気持ちになったのは俺だけじゃなかったんだよね。
ごめんねお母さん。
ありがとお母さん。

あのときのケーキ、どんな味がしたんだろ。
今でも時々、そう思うことがあるよ。