526 名前:癒されたい名無しさん[sage] 投稿日:2006/02/15(水) 11:44:41 ID:4ou4/XXs [1/4]
涙が出るほどってわけでもないけど、思い出を一つ。
私は二人姉弟の姉、弟は3つ年下で、私が幼い頃は母は弟の世話に終われていてちょっと寂しかったのを覚えている。
当時田舎に住んでいて、3~4歳当時はよく近所の野原に一人で遊びに行ったものだった。
家が周囲にぽつんぽつんとしかない所で、近所に同年代の子がいなかったのだ。
やがて家族で市街地へと引っ越し、私は幼稚園へ通うようになった。
それまでは友達と呼べる相手もなくかなりの人見知りだったが、次第に友達もでき、楽しい幼稚園生活だった。






527 名前:続き[sage] 投稿日:2006/02/15(水) 11:46:20 ID:4ou4/XXs [2/4]
そして無事卒園し、小学校へ。
4年生の頃だったと思う。
弟も大きくなって手が掛からなくなり、母は家計を助けるためにパートへ出るようになった。
小学校から帰るとその日も母はパート、弟も遊びに行ったか何かで不在で、家には私一人だった。
多分暇だったのだと思う。
私は幼稚園の頃の絵がまとめて入れてある段ボールを引っ張りだし、
「下手くそだなぁ」とかべたな感想を抱きながら眺めていた。
と、底に一冊の卒園文集があるのを見つけた。
内容は親から卒園するわが子へというもの。
私は母の書いたページを読んでみた。


528 名前:続き[sage] 投稿日:2006/02/15(水) 11:48:25 ID:4ou4/XXs [3/4]
「〇〇(私)が幼稚園に通う前、下の子の育児に追われ、なかなか遊んでやれない毎日でした。
ある日、気付くと家から〇〇がいなくなっていて、私は下の子を背負って近所を必死に探し回りました。
〇〇は野原に一人でいました。
しゃがんだ小さな〇〇の背中が、広い野原の真ん中にありました。
構ってやれない申し訳なさや、可哀相という思いでいっぱいになり、この子に友達を作ってやりたい、そう思って引っ越しと幼稚園入園を決めました。
今ではすっかりお姉さんになって、友達もでき、毎日元気に通う〇〇が頼もしいです。
小学校でも、毎日元気に過ごしてくださいね。(…以下略」


529 名前:終わり[sage] 投稿日:2006/02/15(水) 11:50:19 ID:4ou4/XXs [4/4]
文集が手元にないからうろ覚えだけど、大体こんな内容だった。
当時、家事と仕事で忙しく、いつもイライラしていた母が私はちょっと疎ましかったのだが、
子供なりにも嬉しかった。
お母さん、ちゃんと私のことを考えてくれてるんだなぁー
と思った。
今、私は母がその文集を書いた年代になった。
未だ結婚もせず、ろくに親孝行もできずに働きまくっているが、
それでもいつかは子供を生み、母のような母親になりたいと思っている。

長文スマソ。



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