520 名前:癒されたい名無しさん[age] 投稿日:05/01/20 01:16:10 ID:BuD753zA
1度人間に傷つけられた動物は2度と人間になつかない

季節は冬。ある川に捨てられ野良犬と化した2匹の犬がいた。
母親と子犬、2匹は寒さに耐えながら、仲良くよりそって生きていた。

しかし、人なつっこい2匹の野良犬は残酷な人間のターゲットにされてしまう。子犬でサッカーを始める人間達。悲痛な声をあげる子犬。自分の身を犠牲にし、必死に子供を守ろうとカバう母犬。どんなに蹴られようと母犬は子犬を守り続けた。
血塗れで倒れる母犬、下半身はつぶれていた。心配そうに傷口を舐める子犬。
そんな2匹の犬を心配し、近づく人間がいた。しかし母犬は、使えない足を必死に動かし子犬をクワえ逃げようとする。二度と人間なんか信じない。

ほっとく人間もいたが、心配し毎日エサを与え続ける少女がいた。
子犬は喜んでエサを食べた。母犬は食べなかった。少女が近づくと時には子犬の前に立ち、威嚇した。2度と信じるもんか。
そんな日々を続けていた少女。ある朝いつものよーにエサを運ぶ。しかし、いつもと違う光景。母犬は寒さと栄養失調から倒れてしまっていた。子犬は悲しそうに少女を見つめていた。
ごめんね、ごめんね。少女は涙を流して謝った。母犬を抱き上げ暖めた。母犬は子犬の顔を舐めた。そして最後の力をふりしぼり泣いてる少女の頬も舐めた。この子をお願い‥と頼んでいるようだった。そして息をひきとった。
子犬は少女に引き取られた。しかし2日後亡くなってしまった

季節は春。少女の庭に二輪の花が咲いた。大きい花と小さな花。重なり合って咲き誇っていた。

一度傷つけられた動物は二度と人間を信じない。
しかし、子犬を守りたかった母犬は最後に少女を信じた。子犬も引き取られた2日間、少女になつき、幸せに過ごした。
少女が涙をこぼすと、泣かないで。ありがとう とでも言ってるかのように二輪の花は静かにゆれた。




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