667 名前:ゲームセンター名無し[] 投稿日:02/02/13 23:46 ID:fBrRg/UZ
それは、狭いがいつも活気あふれるゲーセンでの話だった。
対戦、協力ともに盛んで、皆仲良くプレイできる、今では結構珍しいゲーセンだった。

そんなある日、俺はいつものようにマブカプ2にコインを入れ、
できるだけ時間を稼ぎながら乱入を待っていた。
そして、3ステージあたりで乱入のメッセージ。相手はそこそこの強さであったが、
俺の優勢で勝負が進んでいった。
そこまではいつもの光景であった。

…相手の様子がおかしい。
最後の一人となった相手が一向に攻撃してこない。
普段なら、焦って攻撃してきたりする人がほとんどなのに…。何故?
そして、俺は不思議に思いながらも相手をKOした。
向かい側でものすごい音が響いた。静まるゲーセン。
相手はもの凄い形相でこちらの方へ近づき、ゲーム中の俺の胸倉をつかみ、怒声をあげてきた。
俺は何か言い返そうとした。しかし、その前に相手の手の方が早かった。
俺は右の頬を殴られ、マブカプ2の筐体に叩きつけられた。顔全体が熱くなり、口の中で血の味がした。
そこに、騒ぎを聞きつけた店員が必死の説得を試みたが、相手も我を忘れているように、店員にも殴りかかった。

その時、ゲームをやっていた他の人達が相手を押さえつけた。
他の人たちも今やっているゲームを捨て、相手を必死に取り押さえ、
殴られた店員を、そして俺を気遣ってくれた。
最後は警察を呼び、その騒動は終わり、俺はその後帰ったが、
素早く対応してくれた店員さん。「大丈夫?」と俺に声をかけてくれた眼鏡の兄ちゃん。
そしてあの時ゲーセンにいた皆さんにこの場を借りてありがとうと言いたい。

あの店員さんはいなくなってしまったけど、今でもここのゲーセンで俺は楽しくゲームをやってます。