680 名前:名無しさん@おーぷん[sage] 投稿日:2017/07/31(月)22:49:59 ID:2Gd
同じ臓器にできた癌でも実際には何種類もあってそれぞれ治療法も治りやすさも再発や転移の恐れも全然違う、ということ

癌は一般的には胃癌とか大腸癌とか肺癌みたいに癌にかかった臓器で区別されている
例えば癌の死亡者数の話だと「2016年の日本の胃癌による死亡者数は~~~」というように
しかし実際には癌と一言で言っても色々な種類があり、その種類によって死亡率や治療法は違ってくることはあまり知られていない

例えば大腸癌には大きな形としては隆起型、表面型、腫瘤型などがあり、細胞レベルでは腺癌や扁平上皮癌、腺扁平上皮癌などに分類され、
さらにそれらにも高分化型、中分化型、低分化型などの種類がある
胃癌や乳癌などの他の臓器の癌にも様々なタイプがあって見た目も治療の難しさも全然違う

粘膜表面を平べったく広がっていくもの、キノコのようにぷっくりと膨らむもの(ポリープと呼ばれるのはこれ)
内臓の内側から外側まで深く潜り込んでいるもの、ウニのように癌細胞をトゲ状に四方八方に伸ばしていくもの、など癌の広がり方が違い、
進行スピードや転移のしやすさにも差がある
当然、外科手術による除去の仕方や抗がん剤や放射線治療などの効果も違うために治療方法も変わってくる

なので同じ胃癌や大腸癌でも発見のしやすさの違いもあるし、初期のうちなら簡単に治って転移の心配もまずないという気楽なものもあれば、
初期の時点で治療困難でとてもやばい、というのもある

さらに、癌は通常、癌の原因遺伝子の変異によって生じるとされてるけど、その癌の原因遺伝子は今のところ百個以上発見されており、もっとあると考えられている
そしてその原因遺伝子によって効果のある抗がん剤の種類が違う
つまり、ある人の大腸癌にはAという抗がん剤が凄く効いたのに、別の人の大腸癌にはその抗がん剤は効果ゼロ、ということが普通に起きる
現状、ごく一部の抗がん剤については「この検査をすればこの抗がん剤が効くかどうかは分かる」という検査はあるものの、
全ての癌に対して的確に効果的な抗がん剤を見つけ出す検査はまだ存在していない
そのため癌に対してどの抗がん剤が効くかを見つけ出すのは半ば運任せである(恐らく効くだろうという抗がん剤を投与して癌が縮小するかを観察する)
医療漫画とかで「抗がん剤が全く効いていません!」「くそ!どうすればいいんだ!」みたいな展開になるのはこのせい
一応、現在最新の方法で癌の遺伝子検査によって比較的高精度に適切な抗がん剤を見つける遺伝子検査法がアメリカで開発されているらしいのでいつか日本でも一般的になるかも