838 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:04/06/03 16:21 ID:WWUdM5dt
小学校の頃の話です。
クリスマスイベントで、クラスでプレゼント交換をすることになりました。
一人300円以内の予算、ということが決まりでした。
私は、近所に出来たファンシーショップで買い物をすることにしたのですが、 商品を見ていると、
「あれもかわいい、これもかわいい」で、私の選んだ プレゼントを見て喜ぶ
クラスメイトの顔を想像し、ウキウキしながら選びました。
結果、合計は500円くらいになってしまいました。
でも、「これをもらったら絶対嬉しいよね…」と浮かれていたので、貯めていた
お小遣いを思い切って使って買いました。

イベントの当日、皆の出し物も終わり、最大の余興のプレゼント交換が始まりました。
皆が椅子を並べて円にして、速いテンポの音楽を流してプレゼントを隣の席の人に
回していきます。 私は、自分のところに来る可愛い包みのプレゼントもさることながら、
自分の プレゼントが誰の手に渡るのか、とても気になっていました。
テンポの速い音楽なので、皆がキャーキャー言いながらプレゼントを回しています。
音楽が急に止まりました。とうとう各自のプレゼントが確定したのです。

「・・・???」どういうことか分かりませんでした。 私のところにはプレゼントは
回ってこなかったのです。 周りを見ると、他にプレゼントが回っていない子はいませんでした。
プレゼントが「飛んでいる」くらいの早い曲で回っていましたし、止まった時点では、
皆は自分のプレゼントの確認で忙しかったので、まさかプレゼントをもらっていない
者がいるなんて、誰にも想像出来なかったと思います。
皆がワーワーキャーキャー言っている中、私には「先生!私、もらってない!」が
言えませんでした。 とっさに笑顔を作って、両手のひらを包むような形を作り、
その中に 小さなプレゼントがあるかのように振舞いました。

色々と怖かったんです。自分が「もらってない!」と言うことで、 「意地汚い」と思われないか、
その事で「誰が持ってこなかったんだ!」 という流れになること、いろいろ。
あと、必要以上にプレゼントに張り込んだ自分の浮かれ様、みたいなものも 恥ずかしかったんです。

思い出すと、馬鹿だなあと思うと同時に、いつちもょっと切なくなります。