140:長いです…:2011/07/10(日)20:39:10.61ID:L1g49JmmO

夏になると亡くなった虎猫を思い出す。

思い出投下します。


数年前の7月、近所の道路脇でぐったりしていた子猫を拾ってきた。
汚れた外見から、家族全員に反対されたけど『私が世話とか全部するから、お願いします!』と父親に土下座して飼育許可をもらった。

痩せて汚れて、顔が目やにと鼻水でぐちゃぐちゃだったけど、きちんと洗って脱脂綿で汚れを拭き取ったら、灰猫が虎猫になったw

『1週間保てば良い方だ。』
『バイ菌の塊だ。ノミの巣窟だ。』とか色々言われたけど、毛繕い、トイレ、餌、風呂を徹底的に管理して世話したら、普通の虎猫になった。
(私以外の家族はノミに刺されまくりだったけどw)


最初のうちは『フギャー!』だの『シャー!』だの叫んでたけど、2週間もしたら大分なついてくれた。

拾ってきてから2週間生きて、父親から『チビ』という名前がつけられて、ようやく家族の一員として認められたのが7月の終わり頃でした。






141:本当にあった怖い名無し:2011/07/10(日)21:01:20.10ID:L1g49JmmO

思い出続き。

8月末になる頃には、チビはもう家族の中心となっていました。

先天的なモノで脚が悪く、歩くときはびっこをひいてましたが、遊んでやるとそれに気付かない位元気に走り回っていました。

また、家族の誰かが帰宅する時間になると、玄関脇で見送りと出迎えをしてくれました。
私も毎日出勤するときにチビから『いってらっしゃい!』と言われているようでした。


…そんなチビも、9月頭に亡くなりました。

その日は仕事が14時に終わったので、チビ用におやつを買って帰宅すると、母親から『チビはね、あんたをずっと待っていたんだよ』と涙声で言われました。
チビに何かあったと言うことはわかりましたが、肝心のチビの姿が玄関内に見えません。

母親に連れられてチビの寝床に行くと、昏睡状態のチビが寝ていました。

『あんたを見送ってから姿が見えなくなってね、見つけたらもうこの状態だったんだよ。
昼前と昼過ぎに2回呼吸が止まったけど、お姉ちゃんもうすぐ帰ってくるからね!頑張って!って言って撫でたら、呼吸が戻ったんだよ。

チビはあんたの為に十分頑張ったから、もう休ませてあげなさい。
チビはチビなりに十分頑張ったんだよ。
今もほら、意識無いのに耳で返事しているんだから…
チビが可愛いならね、もうチビを休ませてあげなさい。』


145:本当にあった怖い名無し:2011/07/10(日)21:44:36.78ID:L1g49JmmO

私は母親に言われている間中、泣きながらチビを撫でていました。

まだ2ヶ月も過ごしていないのに、お別れを言う日が来てしまうなんて…
信じられませんでした。

昏睡状態のチビの頭を撫でながら
『チビ、姉ちゃん帰って来たよ。頑張って待っててくれてありがとう。
姉ちゃん帰ってきたから、もう休んで良いんだよ。、
今までありがとう。本当にありがとう。』


泣きながら頭を撫で続けていると、チビの脚が僅かに動き、ゆっくり呼吸をしたかと思うと、チビはそれっきり動かなくなりました。

私が帰宅してから5分も経っていませんでしたが、チビがどれ程頑張っていてくれたのかがわかりました。
そして翌日、家族でチビの供養を済ませました。

その翌年の夏。
お盆休みになると、どこからか猫の鳴き声が聞こえるようになりました。
家族も首をかしげるばかりで、とりあえず仏壇(特注w)に好物だった裂けるチーズを供えたところ、翌朝にはチーズが消えていました。
家族のいたずらも考えられるので、チビの嫌いな玩具を供えたところ、水は倒され、玩具は床に叩き落とされていました。

次の年もその翌年も、夏には同じように猫の鳴き声が聞こえるようになり、お盆だからチビも帰って来ているんだろう…と思うようになりました。
一度で良いから姿を見たいが、早く転生することを毎年家族で祈っています。

また今年もお盆がやって来るので思い出した話でした。
詰まらない思い出話を延々と語ってすみませんでした。


要は、『毎年お盆になると、数年前に亡くなった子猫が、なんなとなく帰って来ている』という話です。



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