523 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:05/01/27(木) 07:46:18 ID:XZxk2Pru0 [1/3]
ここの秘密基地とはちょっと年代が違うけれど。俺の秘密基地の思い出は中学から高校時代。
友人が物凄い金持ちで。物凄い金持ちだけど、友達いない奴で。
常時親が家にいなくて。要するに、遊び場提供者として最高だったわけで。
そんで、ちょっとしたことがあって俺とそいつは仲良くなった。
とにかく、相当な金持ちだったから家は死ぬほど広かった。六人がけのソファーとかあったりして。
お手伝いさんがいたり。でも、当時所謂不良だった俺らには馴染めなかった。
そんで、目をつけたのがそいつの家のガレージ。何か黒塗りの凄い高そうな車が一台あったけど、
俺んちのリビングよりずっと広い空間がそこにはあった。そこが当時の俺たちには凄く居心地良かった。
潰れたカラオケからビリヤードの台とキューをかっぱらって来て、最高の遊び場にした。


524 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:05/01/27(木) 07:47:00 ID:XZxk2Pru0 [2/3]
(続き)
そんで、灰皿とウィスキーとビール、それにコーラを常備して。物置に突っ込みっぱなしだった
冷蔵庫とジュークボックスまであったからたまらない。最高の場所だった。
その家の子は金持ちだったし、本当に友達のいない奴だったから、俺らが来るのを凄く喜んでた。
俺は数年そこに入り浸りだったけど、あいつの親を一度も見たことがない。
「俺も顔なんか忘れかけてる」とか本人も言ってた。色んな事情があったらしいけど、詳しくは知らない。
そいつはクラスでは徹底的に無視されていたけど、とにかくいい奴だった。
喋らないし無愛想だけど、話せば面白かった。いつも朝方まで玉を撞いて遊んでた。
それで、やっぱりみんな高校を卒業して、俺もそいつも東京に出ることになって。
秘密基地は解散した。俺とそいつもいつの間にか疎遠になってた。
当時の仲間達も、それぞれ色んな場所に散っていった。


525 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:05/01/27(木) 07:47:47 ID:XZxk2Pru0 [3/3]
それで、最近知ったんだけど、そいつは自殺してた。
俺は今、東京からさえずっと離れた北国で暮らしてるんだけど、地元に帰ったら
耳に入った。秘密基地だったガレージで首吊ったらしい。
なんか、長くなったけど。思い出したから書いてみた。

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