483 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:05/01/27 03:26:57 ID:BvOuj8xd0
俺の実家は開発したてのベッドタウンにあって、秘密基地の作り場所には困らなかったな。
今でも思い出すのは俺が秘密基地に最後に行った日。
ある日学校の帰りに友人と子猫を拾って、誰も家で飼えなかった為、秘密基地で育て始めた。
無知で貧乏だった俺たちは給食の牛乳と鰹節しかあげられなくて、数日後子猫は衰弱して死んだ。
冷たい雨の降る、暗い夕方だった。
ジャンケンで負けた俺は子猫の死体をビニール袋に入れ、独りでヘビ林と呼ばれてた山林まで行った。
傘を置いて濡れながらスコップで墓穴を掘っていると、涙と後悔が溢れてきた。
大人に任せればコイツは生きていられたんじゃないか……育てると言った友人を止めればよかった……
墓石に書く名前も無いのがまた遣る瀬無かった。
それ以来俺は秘密基地に行くのを止めた。
今でも冷たい雨の振る夕方にはあの猫を思い出して悲しくなるよ。

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