391 名前:長文スマソ[sage] 投稿日:05/01/26 22:37:43 ID:hWWi7HKb0
中学に入った頃からだろうか、急に夏の色が変わってしまったように感じられたのは。
来年になればいつもの夏がやってくると思い込んでいたけど、あの夏とは別れたまま。
今も同じ家に住んでいるのに、同じ季節は巡るのに、なぜか季節の色だけが変わってしまった。

まだ静かで涼しい早朝の坂を駆け下りて、今は封鎖されてる空き地へラジオ体操にいってた。
秘密基地はそこにつくった。
ダンボールをガムテープで繋げて、新聞紙をひいて、せんべいとかお菓子を持ち込んだ。
ある日行ったら跡形もなくなっていた。
木の影だったが、大人の背の高さから見たら丸見えなのが、今になれば分かる。
作ったのは夏の始め、壊されたのは夏の終わりくらいだった。あの夏の思い出はそこにあった。

ラジオ体操の最後の日には、お母さんたちが公園で大量のカレーを炊きだして、スイカ割りとゲームをした。
景品は「宝箱」(でかい箱の小分けの切り込みを開けると中に駄菓子)の選択権だった。
皆が解散するとき、少し泣いた。

あのとき、生き生きした夏を失ってしまったような感覚が、まだ胸の中にリアルに残っている。

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