71 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:04/06/17 15:28 ID:kxN2eXqT
勤め先の社長宅にお邪魔した時の話。
その日新店の下見の為、社長とA市に行った帰り道
社長の家の近くだったので少し寄っていくことになった。
家に入ると小学1年生の娘が1人でテレビを見ていて
社長の姿を確認するなり「あ、パパだー!」と嬉しそう。
仕事が忙しくて1週間くらい帰ってなかったらしい。
1週間程前に本店を任せてた部下に金を持ち逃げされ
各方面への支払い、新店の話等が重なり俺の目から見ても憔悴しきっていたが
娘の顔を見て社長も仕事場では見せた事のないような穏やかな表情。
しばらくして奥さんが帰ってきて色々話してた。
社長「あいつ、Y。金持って消えたわ」(他人事みたいに)
奥さん「そうですか」(こっちも他人事みたい)
社長「女には騙されんけど男にはすぐ騙されるわ」(笑いながら)
奥さん「信頼しすぎますから」(笑って)
社長「鬼になるか」
奥さん「何度も聞きました」(なんか幸せそうに見えた)
突然、社長が沈黙。
72 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:04/06/17 15:28 ID:kxN2eXqT
ぶっきらぼうに「今なんぼある?」
奥さん「700です。」
社長「下ろしてこい」
奥さん「はい」
部屋から出て3分位で帰ってきた。
奥さん(現金を渡す)
社長「怖い女やなぁ、家に置くなこんなもん」(笑って)
奥さん「銀行は時間がかかりますから」
社長「教訓やな」(意味が分からなかったが以前も何かあったんだろう)
奥さん(笑いながら自分の財布の中身も全部渡す)
社長「生活費は?」
奥さん「大丈夫です」
社長「大丈夫って・・・なんぼあるんや?」
奥さん「明日集金で2,000円入ってきますから。なんとか」(微笑みながら)
社長「2,000・・・」
奥さん「大丈夫です」
社長「・・・頼む」
奥さん「はい」
いつまでを2,000円でなどと決して聞かずに大丈夫と言い切る奥さん。
俺以外の従業員には何事もなかったかのように振る舞い
地獄みたいな時期を切り抜けた社長。
切ないというか何というか・・・参った。
勤め先の社長宅にお邪魔した時の話。
その日新店の下見の為、社長とA市に行った帰り道
社長の家の近くだったので少し寄っていくことになった。
家に入ると小学1年生の娘が1人でテレビを見ていて
社長の姿を確認するなり「あ、パパだー!」と嬉しそう。
仕事が忙しくて1週間くらい帰ってなかったらしい。
1週間程前に本店を任せてた部下に金を持ち逃げされ
各方面への支払い、新店の話等が重なり俺の目から見ても憔悴しきっていたが
娘の顔を見て社長も仕事場では見せた事のないような穏やかな表情。
しばらくして奥さんが帰ってきて色々話してた。
社長「あいつ、Y。金持って消えたわ」(他人事みたいに)
奥さん「そうですか」(こっちも他人事みたい)
社長「女には騙されんけど男にはすぐ騙されるわ」(笑いながら)
奥さん「信頼しすぎますから」(笑って)
社長「鬼になるか」
奥さん「何度も聞きました」(なんか幸せそうに見えた)
突然、社長が沈黙。
72 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:04/06/17 15:28 ID:kxN2eXqT
ぶっきらぼうに「今なんぼある?」
奥さん「700です。」
社長「下ろしてこい」
奥さん「はい」
部屋から出て3分位で帰ってきた。
奥さん(現金を渡す)
社長「怖い女やなぁ、家に置くなこんなもん」(笑って)
奥さん「銀行は時間がかかりますから」
社長「教訓やな」(意味が分からなかったが以前も何かあったんだろう)
奥さん(笑いながら自分の財布の中身も全部渡す)
社長「生活費は?」
奥さん「大丈夫です」
社長「大丈夫って・・・なんぼあるんや?」
奥さん「明日集金で2,000円入ってきますから。なんとか」(微笑みながら)
社長「2,000・・・」
奥さん「大丈夫です」
社長「・・・頼む」
奥さん「はい」
いつまでを2,000円でなどと決して聞かずに大丈夫と言い切る奥さん。
俺以外の従業員には何事もなかったかのように振る舞い
地獄みたいな時期を切り抜けた社長。
切ないというか何というか・・・参った。