773 名前: [] 投稿日:03/01/06 14:14 ID:k2RrTcoG
去年の夏の一番暑い最中に、カー用品の量販店へ車のオイル交換に行った。
大変な混雑で、一時間くらいの待ち時間になると言われて俺はそのまま待ってた。

かなりの時間が経って、二十歳に満たないくらいの小僧がふてくされながら
「オイル交換をお待ちのぉ○○様ぁ!」と呼びに来た。
不機嫌そうに、マニュアル通りの作業箇所の説明をした後伝票にサインを求めて来た。
俺はサインをしながら「ご苦労様」と言ったあと「暑い中こんな熱い車の作業大変でしたね」
と付け加えたら、小僧の顔つきがみるみるうちに変わって行った。

それは嬉しさと照れくささの混じった鼻息の荒いうわずった声で生意気にも
「いや!よ・・世の中にはもっと熱い車が・・た・・たくさんありますから」と
いっぱしの職人気取りで言ったあと「ちょっと待って下さい!!!!」と言うと
作業場の奥にあるタンスみたいな工具ケースやら、コンプレッサーやらを無造作に
蹴っ飛ばして場所を開けると、それらに塞がれていた工場の裏口のシャッターを強引に開け始めた。
「ここから出てまっすぐのつきあたりを右に行くとすぐ国道に出られるっす!」と言うと
小僧は直角に腰を曲げて「ありあとあしたあああああ!!」と大声で叫んだ。

いろんな客の相手して疲れてたんだろうなあ、と思った。
ちなみにそこのカー用品店は今でも仕事の行き帰りによく通るが工場の中はよく見えない。