392 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:03/07/04 10:02 ID:bLh/lK2g
弟がまだ6歳くらいだった頃。
ある朝、母と弟が親子喧嘩(…)をして、怒った弟はそのまま家出してしまった。
とはいえ、6歳の子供の足であるから、何処に行くのかは見当がついている。
歩いて3分の小さい公園だ。
ほとぼりが冷めた頃、母は弟を迎えに公園に行った。
そこにはなんと、金髪や、赤や、青や、その他カラフルな髪の色をしたお兄さん達
と、仲良く缶けりをして遊んでいる弟の姿が。
当時、治安の決して良くなかったこの地域で、早朝の公園は、不良のお兄さん方
の溜まり場となっていた。そこに家出してきた弟が来たわけだが、聞くところに
よると、お兄さん達はポカリスエットを奢ってくれた上、若干6歳の子供の愚痴を
親身になって聞き、『むかつく理由もわかるけど、やっぱり母ちゃんに謝った
方がいいぜ』と諭してくれて、家にいる母の機嫌が治るまで遊びにも付き合って
くれたのだそう。
もちろん、弟は無傷でした。
あれから時は流れ、治安も驚くほど良くなり、かつて遊んでいた公園は壊されて
しまったけれど、あのお兄さん達は元気で居るのだろうか…。
弟がまだ6歳くらいだった頃。
ある朝、母と弟が親子喧嘩(…)をして、怒った弟はそのまま家出してしまった。
とはいえ、6歳の子供の足であるから、何処に行くのかは見当がついている。
歩いて3分の小さい公園だ。
ほとぼりが冷めた頃、母は弟を迎えに公園に行った。
そこにはなんと、金髪や、赤や、青や、その他カラフルな髪の色をしたお兄さん達
と、仲良く缶けりをして遊んでいる弟の姿が。
当時、治安の決して良くなかったこの地域で、早朝の公園は、不良のお兄さん方
の溜まり場となっていた。そこに家出してきた弟が来たわけだが、聞くところに
よると、お兄さん達はポカリスエットを奢ってくれた上、若干6歳の子供の愚痴を
親身になって聞き、『むかつく理由もわかるけど、やっぱり母ちゃんに謝った
方がいいぜ』と諭してくれて、家にいる母の機嫌が治るまで遊びにも付き合って
くれたのだそう。
もちろん、弟は無傷でした。
あれから時は流れ、治安も驚くほど良くなり、かつて遊んでいた公園は壊されて
しまったけれど、あのお兄さん達は元気で居るのだろうか…。