242 名前:ほんわか名無しさん[sage] 投稿日:2007/07/25(水) 08:37:22 O
小さい頃、俺はかなり気が弱くてよくいじめられていた。
でも母ちゃんはしつけが厳しくて、いつも
「あんたがしっかりせんと!」
って怒っていた。で、小学3年の時近所のガキ大将に脅されて
泣く泣く自分の宝物だった漫画を数冊貸したんだよ。
二週間、一カ月、三ヶ月…いつまで待っても漫画は返って来ない。
そんなある日、母ちゃんは俺を見て
「何ねあんた、ずっと元気ないね。どうしたん?」
って聞いてきた。


243 名前:242[sage] 投稿日:2007/07/25(水) 08:48:28 O
続き。
俺は今までの気持ちが一気にこみ上げて来て、
泣きながら母ちゃんに話した。宝物を失った事、自分の情けなさとか全部。
母ちゃんは黙って聞いてくれて、こう言った。
「あんた、あほね。母ちゃんはいつも厳しいけど、あんたの事が心配なんよ。」
「たまには母ちゃんに頼ってもええんよ。よう頑張ったな。後は任して。」
それから母ちゃんはガキ大将の所へ行って、
「お願い、それなおばちゃんの宝物やねん。」
って必死で頼み込んでいた。あの気の強い母ちゃんが…。
返って来た漫画を俺に渡してくれた母ちゃんの笑顔は優しかった。
あれから大分経つけど、漫画は大事に取ってある。気の弱い所も少し治った。
ありがとう、母ちゃん。

でもな、母ちゃん。「魔法陣グルグル」を楽しみにする主婦は早々いないぞ。