377 名前:大人の名無しさん[sage] 投稿日:05/01/15 23:53:18 ID:wE73hf5P
 会社の同期で仲のよい男女4人くらいでカラオケ行った。
 いいだしっぺは私で、カラオケいこーぜー!!って事になって。
 ガンガン飲んで歌って騒いで。 結局そいつらを夜中まで帰えさなかった。

 翌日、会社に行くと昨日のメンツの中のA男がまだ来てない。
 今日は遅刻すると連絡が入ったらしい。
 遅れて出社して来た直後に捕まえて「弛んでるぞ~、二日酔いで遅刻
 なんて」と笑ったら、A男が俯いたまま、ぽつりと。
 「昨日、彼女が死んだ」

 A男の話によると、付き合ってた彼女が昨夜トラックに突っ込まれて重体。
 病院に搬送された事。 なんどもA男の自宅に彼女の親から「会いにきて
 やってくれ」と連絡が入っていた事。(当時まだ携帯電話が普及してなくて
 家族は連絡が取れなかった)。 深夜に帰宅すると妹が泣いており、
 「どこ遊びにいってたのよーーー!!お兄ちゃん遅いから、○○ちゃん死ん
 じゃったよーーー!!」と叫ばれた事。
 彼は結局死に目に会えなかった事を聞かせてくれた。

 彼は私を一言も攻めず、ただ彼女が重体で自分を呼んでいただろう時間に
 自分がカラオケを歌ってた事を悔やんでいました。
 いつも通りに帰宅してたら、まだ十分彼女に会えたのに……と。

 それからしばらくたって、忘年会かなにかで、またA男達同期と飲みに行く
 ことになり、その場でA男にもカラオケのマイクが回って来ていましたが、カラ
 オケが得意なA男が一曲も歌わず。ただ飲んでいました。

 「どうした?」って尋ねると
 「オレ、あれ以来、マイク持つと手が震えて。マイク持てないんだよ」
 と言っていました。

 私もそれからカラオケは二度と行っていません。