931 名前: 本当にあった怖い名無し [sage] 投稿日: 2006/08/08(火) 03:07:53 ID:2tG0SN3P0
オレには10年近く付き合っている彼女がいる。
付き合ってすぐ同棲し、1匹のメス猫を飼った。
その子は非常に人見知りで飼い主以外には全くなつかない猫だった。
オレはガキの頃から猫を飼っていたが、彼女は初めてだったので溺愛ぶりは凄かった。
数年して2匹のオス猫を飼い、オレ達は3匹の猫と暮らしていた。

それから数年後、オレ達は遠恋を余儀なくされ、住宅事情から3匹の猫はお互いの実家に預けた。
最初のメス猫はオレの実家に来る事になった。
しかしオレの親は留守がちなので、近所の祖父母の家に預けた。
メス猫は当然祖父母になつくまで相当の時間を要した。

それからまた数年後、オレと彼女の仲が危機的状態に陥っていた。
メス猫のほうは完全に祖父母になつき、オレへの対応も主人のというより他人のそれに近くなった。
オレは少しホッとした。今までオレの携帯の壁紙はそのメス猫だったのだが、
この際別のものに変えよう思い試みた。しかしいつの間にか元に戻ってしまう。何回か試したがダメだったので
諦めてそのままにしておいた。その頃、オレの彼女に無言電話がかかって来るようになった。
送信はオレの携帯からだった。オレは心当たりが無い事を伝えても信じてもらえなかった。

その無言電話が数回続いた数日後、オレと彼女は車の中で別れ話になっていた。
車内は無言が続いていた。と、その時、彼女の携帯が鳴った。
送信はオレの携帯からだった。それはオレも確認した。
しかしオレの携帯は車のドリンクホルダーに置いてある。オレの携帯を確認すると送信履歴がない。
オレは壁紙の件を思い出し彼女に伝えた。彼女はメス猫が仲裁しているのだろうと言い、
オレ達は別れるのを思いとどまった。

それから2年後、オレ達は近々結婚する予定だ。
オレの携帯の壁紙は今でもそのメス猫のままで、その子のオレへの対応は相変わらず冷たい。