269 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2006/06/02(金) 15:07:29 ID:aDCWv4O9 [1/2]
猫が死んだ今でも、
思いも寄らないところからその猫の毛が出てきたりして、
その度に手が止まり、幸せだった日々を思い出す。
自分では分かっていたはずなんだが、別れというのは本当に辛い。
もう二度とペットを飼うことはないんだろうなと。

先日の雨の日、ある仔猫を見かけた。
声はかすれ、目は塞がり、足を怪我し、尻尾は折れ曲がっている。
前の猫のこともあり、連れて帰ることはできないと思った。
しかし、そのまま見過ごすこともできず、
上着で仔猫をやさしく包み、その足で病院に行った。
数日入院することになったけど、保護した責任を果たすために
怪我が治れば里親を探さないと。

仔猫は体重が徐々に増え、目も開いた。
足は骨に異常は無かったが包帯を巻いている。
毎日面会に行けば、仔猫は目敏くこちらを見つけヨチヨチと歩いてくる。
情が沸き、別れが辛くなるのであえて名前を付けてはいなかった。

退院の日、怪我はある程度回復し声は出るようになっていた。
前の猫がそうだったように改めて手のひらにいる本人に聞いてみた。

「あなたの名前は何ですか?」
.∧_∧
(*^∀^*)ニャーン

「○○っていうんですか。こんにちは。僕たちが新しい家族です。これからヨロシクね。」




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