245 名前:おさかなくわえた名無しさん[] 投稿日:04/05/10(月) 21:59 ID:YQdljUAL
大学一年のとき、部活でマネージャーをやってました。
役目の一つとして、協会(その部活のスポーツ試合を取り扱ってる所)
におつかいに行くというものがあったのですが、
これは初めて協会に行った時の話です。

方向オンチの私は、地図を見ても全然見当違いの方向に行ってしまったらしく、
約束の時間は刻一刻と迫って来ていました。
協会に行く前に先輩から
「うちの部とは長い付き合いだから、信頼関係を崩すようなことは絶対にしないで」
と言われていたことを思い出し、遅刻確定の私はもう半泣きでした。
辺りは住宅街、、こんな中に協会なんて絶対なさそうな雰囲気です。
すると、配達のお兄さんがいるのが視界に入りました。
私は汗びっしょり、涙ちょちょ切れ(wで、「すみません・・・『○○協会』ってどこですか?」
と聞くと、
「え・・・全然反対方向だよ・・・?う~ん、一番近いのはここをこう行って・・・」
と親切に教えてくれました。
それを聞き、「ありがとうございました!!」挨拶もそこそこに私は走り出しました。
反対方向か・・・もう絶対遅刻だ・・・と思いながら走っていると、後ろから足音が。
ふりかえると、息を切らしているさっきのお兄さんでした。
「や、あの後考えたんだけど、やっぱりこっちで曲がったほうが近いかもしれないです・・・」
より近い道順を教えるためにわざわざ走ってきてくれたのでした。
お兄さんだって仕事中だったかもしれないのに・・・。
本当に感動しました。あのときのお兄さんありがとうございました。




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