306 :1/2 : 2009/06/07(日) 10:48:56 ID:nKmuZ/30
みんな凄い経験してるなー。
そんなドラマチックではないけど、自分的にはいろいろとびっくりした話。
五月末に名古屋に行った。
JR名古屋駅で、友人との待ち合わせまで20分あったので、駅構内をふらついてたら、
人ごみの中、凄くゆっくりヨロヨロ歩いているおじさんがいた。
「酔っぱらってるのかな?」と思ってたけど、背後に近づいて原因が分かった。
おじさんは目が見えない人だった。
でもなんで背後からそれが分かったかっていうと、ハーネスつけた盲導犬連れてたから。
その盲導犬の子(ゴールデンレトリバー)が、とっても役立たずだったんだよ…。
307 :2/2 : 2009/06/07(日) 10:49:50 ID:nKmuZ/30
なんか尻尾も丸まって、キュンキュン言ってるし、
床ばっかクンカクンカして、全然おじさんを先導してない。
むしろおじさんがその子を先導する勢い。だからヨロヨロ歩いてたんだ。
凄く驚いた。
勝手なイメージで、「盲導犬=しゃっきり!どこでも先導!僕に任せて!」と思ってたから。
「なんということだ…」って見てるうちに、おじさんが壁にぶつかりそうになったんで、
反射的に手を掴んじゃったw
私「どどどど、どちらまで参られます!?」(声裏返り)
お「ああ、済みません、高島屋に…」
私「よ、宜しかったらご一緒しましょうか!?」
おじさんは凄くホッとした感じで「助かります、お願いします」って笑顔で言ってくれたんで、
手をぎゅっと握り直して移動開始。
おじさんは右手にびくびくレトリバー、左手に緊張しまくりの私で、「つかまった宇宙人」的な風情に。
目の見えない人の先導って、初めてやったんだけど、凄く大変だった。
迷惑とか嫌なんじゃなくって、とにかく「全然上手にできないこと」が衝撃的だったんだ。
とっても難しいんだね、あれ。
「うああああこんな下手なやつが声かけちゃってごめんなさいー!」
ってずっと思いつつ、無関心で行く手を遮る人ごみの中を、懸命に移動。
緊張で掌が汗かいちゃって、おじさんの不快指数MAXだったと思う。
私がいる間中、ずうっとダメな盲導犬はダメな子のまんまだったから、
「もしかしてこれ、デビューしたての犬の訓練とか?」
って思ったんだけど、だったら私が声掛けた段階で断るだろうしなあ…。
「盲導犬どうしちゃったんですか?」
なんて批判めいたことを言えるわけないから、理由は分からなかったんだけど。
結局、高島屋の地下までエスカレーター乗って、
おじさんの行きたいお店までご一緒してそこで待ち合わせの時間来ちゃったからお別れ。
「うまくできなくてごめんなさい」って謝って、慌ててダッシュで地上戻った。
人が多くて緊張しちゃってたのかなーあのゴールデンの子。
都会の人の無関心さとか、初めての経験とか、自分的には大変衝撃的でした。
長文ごめん
みんな凄い経験してるなー。
そんなドラマチックではないけど、自分的にはいろいろとびっくりした話。
五月末に名古屋に行った。
JR名古屋駅で、友人との待ち合わせまで20分あったので、駅構内をふらついてたら、
人ごみの中、凄くゆっくりヨロヨロ歩いているおじさんがいた。
「酔っぱらってるのかな?」と思ってたけど、背後に近づいて原因が分かった。
おじさんは目が見えない人だった。
でもなんで背後からそれが分かったかっていうと、ハーネスつけた盲導犬連れてたから。
その盲導犬の子(ゴールデンレトリバー)が、とっても役立たずだったんだよ…。
307 :2/2 : 2009/06/07(日) 10:49:50 ID:nKmuZ/30
なんか尻尾も丸まって、キュンキュン言ってるし、
床ばっかクンカクンカして、全然おじさんを先導してない。
むしろおじさんがその子を先導する勢い。だからヨロヨロ歩いてたんだ。
凄く驚いた。
勝手なイメージで、「盲導犬=しゃっきり!どこでも先導!僕に任せて!」と思ってたから。
「なんということだ…」って見てるうちに、おじさんが壁にぶつかりそうになったんで、
反射的に手を掴んじゃったw
私「どどどど、どちらまで参られます!?」(声裏返り)
お「ああ、済みません、高島屋に…」
私「よ、宜しかったらご一緒しましょうか!?」
おじさんは凄くホッとした感じで「助かります、お願いします」って笑顔で言ってくれたんで、
手をぎゅっと握り直して移動開始。
おじさんは右手にびくびくレトリバー、左手に緊張しまくりの私で、「つかまった宇宙人」的な風情に。
目の見えない人の先導って、初めてやったんだけど、凄く大変だった。
迷惑とか嫌なんじゃなくって、とにかく「全然上手にできないこと」が衝撃的だったんだ。
とっても難しいんだね、あれ。
「うああああこんな下手なやつが声かけちゃってごめんなさいー!」
ってずっと思いつつ、無関心で行く手を遮る人ごみの中を、懸命に移動。
緊張で掌が汗かいちゃって、おじさんの不快指数MAXだったと思う。
私がいる間中、ずうっとダメな盲導犬はダメな子のまんまだったから、
「もしかしてこれ、デビューしたての犬の訓練とか?」
って思ったんだけど、だったら私が声掛けた段階で断るだろうしなあ…。
「盲導犬どうしちゃったんですか?」
なんて批判めいたことを言えるわけないから、理由は分からなかったんだけど。
結局、高島屋の地下までエスカレーター乗って、
おじさんの行きたいお店までご一緒してそこで待ち合わせの時間来ちゃったからお別れ。
「うまくできなくてごめんなさい」って謝って、慌ててダッシュで地上戻った。
人が多くて緊張しちゃってたのかなーあのゴールデンの子。
都会の人の無関心さとか、初めての経験とか、自分的には大変衝撃的でした。
長文ごめん